<AIG女子オープン 事前情報◇21日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>
今月12日に今大会への出場が決まった鈴木愛。国内ツアー「CAT Ladies」でのプレーを終えて、19日のお昼ごろに現地に到着し、翌20日からコースで調整を行った。
「20日に18ホールを回りましたが、初めてのコースなので、まだちょっと頭に入りきってない感じ」
その練習ラウンドも当初は、プロアマ戦の前にプレーする予定だったが、「練習ラウンドはプロアマの前にやっていない。プロアマ中のコースへは入れない」と言われ、プロアマ後にラウンドを開始。結局コースをあとにしたのは、午後9時すぎだった。「めっちゃ早起きしたのに。もうちょっと寝たかった…」。“バタバタ”な一日となった。
2017年大会ではセント・アンドリュース近郊のキングスバーンズ・ゴルフリンクスでプレーし、14位タイに入った。“聖地”セント・アンドリュースの印象は「キングスバーンズより風をよく受ける印象ですね。17年のときは、海に近いところだけすごい風に当たる感じでしたけど、 今回は海沿いじゃなくてもしっかり影響を受ける」。風の影響の違いをポイントに挙げる。
「あとは完全に横風なのに、思ったよりアゲンストぽく感じたりする。最終ホールもきのうはすごいフォローに感じたんですけど、実際は球が全然行かなかったりとかして、思った風向きと違うホールが何カ所かある」。“全英”特有の風に慣れることを課題に挙げた。
渡航前には、来年の出場権が与えられる10位以内に入ることが目標だと話していた鈴木。「なんかいい意味で適当じゃないですけど、考えても考えても 風だったり、フェアウェイもぼこぼこしているので、思ったようにいかないことがほとんどだと思う。あまり繊細なことは考えないようにしたい」。“鈍感力”を大切に、今季メジャー2戦目に挑む。