<全米女子オープン 事前情報◇28日◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇ 6583ヤード・パー70>
米国女子ツアー11勝、メジャー大会1勝のレクシー・トンプソン(米国)が、全米女子オープンの会場で今季限りでツアーの第一線から退くことを発表した。
29歳のレクシーは、自身のインスタグラムを更新。「さようならを言うのはいつでも簡単ではないけど、そのときが来た。今年限りで、フルタイムでのツアー参戦は終わり」と完全引退ではないことを示唆しながらも、ひとつの区切りをつけることを発表した。
「今季の残りで達成したいことがあるので、まだ楽しみたい。人生における次章が楽しみ。家族や友人、ペットの犬と一緒の時間を大切にしたい」と理由を示した。
レクシーが有名になったのは実は本大会。2007年に当時最年少の12歳で予選会を突破し初出場すると、ここまで18年連続で出場してきた。米国を代表する選手として常に注目を浴び続けてきたレクシーにとっても思い出深い大会だ。
近年は不振にあえぎ、最後の優勝は19年の「ショップライトLPGAクラシック」。その後はコロナ禍に見舞われ、近年は出場試合も絞っており、昨シーズンはポイントランキング79位でギリギリのシード獲得だった。今季は6試合に出場し3位タイにも入っているが、直近3試合で予選落ちに終わっている。人気と実力を兼ね備えたスターが、最後の全米女子オープンを迎えることになる。