ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン
日本勢がそれぞれの“ボーダー”突破へ 最終戦へ西村優菜の最低条件は単独7位「マネジメントに集中」
「ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン」はボーダーとの戦い。日本勢はどうなる?
配信日時:2024年11月14日 07時45分
<ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン 事前情報◇13日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>
米国女子ツアーも、今季残り2試合。来週はCMEランキング(ポイントランク、以下CME)60位以内しか出場できないシーズン最終戦とあって、ここが“正念場”になる選手も多い。日本勢のなかにも、それぞれの“ボーダー突破”を目指す選手もいる。
そのひとりが、現在CME69位の西村優菜。開幕前日に大会を中継するWOWOWのインタビューに応じ、「もちろん最終戦に出たい気持ちもありますし、その気持ちは捨てたくない。でも現状ではここが今年最後なので、思いっきり楽しんでできたら」と、意気込みを話した。最善を尽くし結果を待つ、という心境だ。
ここまでの累計ポイントは581.299pt。現時点でボーダーラインの60位は679.777ptで、その差は98.478ptとなっている。目指すべきは100ptが得られる単独7位以上。ハードルは低くはないが、意識する位置だ。
アンジュレーション富むグリーンもあり、昨年は51位タイと苦戦したコースだが、そんなことは言ってられない。勝てば年間女王の称号と優勝賞金400万ドル(約6億円)が得られる最終戦に向けても、「ひとホールひとホール、コースの雰囲気が変わってくるので、しっかりマネジメントに集中したい。できるだけ簡単なパットを残せるようにできれば」と攻略法をイメージする。その先に2年連続での最終戦出場が待っているはずだ。
一方、勝みなみはCME80位以内の選手に与えられる来季シード権を、まずは確定させたい。現在、80位とまさにボーダーライン上に立たされている。「ショットはとてもいいので、あとはパターだけ。パターに集中して頑張りたいと思います」。上位進出のカギとしてグリーン上を挙げた。プレッシャーを感じる試合が続き、「どんどん時間が早くなっていく気がする」とも話す。なんとしてでもこの位置を守りたい。
その下には、100位の吉田優利、103位の稲見萌寧が続く。81~100位までは、来年行われる第1回リシャッフルまでの出場権を手にできるが、101位以下は最終予選会へ。まさに命運を分けることになる。稲見が100以内に入るためには、11.133pt差の逆転が必須。そのためには11.7ptの単独47位以上が、最初のターゲットになる。
CME62位の渋野日向子も含め、日本勢の“意地”を見せてもらいたい。
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