<AIG女子オープン 2日目◇23日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>
今年の全英には日本勢19人が挑戦。トータル3アンダー・5位タイの西郷真央をはじめ、9人が決勝に駒を進めた。その一方で、聖地セント・アンドリュースにアジャストできなかった“五輪コンビ”ら期待の選手たちが涙をのむことになった。
今年の「全米女子プロ」で2位。パリ五輪でメダル争いを演じて4位に入った山下美夢有は、日本勢5人目のメジャー制覇も期待されていた。だが、フタを開けてみれば初日「76」と苦戦。2日目も「77」と精彩を欠き、日米通じて今年初の予選落ちを喫した。
日本ツアー2季連続の年間女王は「全体的にまとめられなかった。リンクスの風に対応できなかったし、マネジメント的な部分もある。技術的に足りない部分が多くあった」と肩を落とした。
決勝進出を逃したのは、昨年の「全米女子オープン」以来約1年ぶり。昨季の日本ツアーでは32試合中、予選落ちは驚異のゼロ。今年もすべての試合で決勝を戦ってきた絶対女王だが、リンクスの強風にはあらがえなかった。
「課題は見つかった。状態を見直して、帰ってからもしっかり調整して日本女子プロに向かっていきたい」。この悔しさをバネに、主戦場の日本でリスタートを切る。
今年の「全米女子オープン」で大会2勝目を飾り、山下とともにパリ五輪に出場した笹生優花もトータル7オーバーで予選落ち。それぞれ初日に「80」、「78」を叩いた渋野日向子、西村優菜も2日間で姿を消すことになった。
日本ツアー勢では小祝さくら、吉本ひかるが2日目に乱調。ともに初日に好スタートを切ったが、小祝が「78」、吉本は「77」でリーダーボードを転がり落ち、カットラインを1打下回る結果になった。
そのほか、竹田麗央、岩井千怜、鈴木愛、櫻井心那が決勝進出を逃した。山下らと同様に、日本で再起を図ることになる。
【日本勢19人の予選ラウンド結果】
西郷真央:5位(-3)
岩井明愛:21位(E)
川崎春花:30位(+1)
河本結:30位(+1)
佐久間朱莉:30位(+1)
勝みなみ:36位(+2)
大里桃子:36位(+2)
古江彩佳:60位(+4)
畑岡奈紗:60位(+4)
---以上、予選通過---
小祝さくら(+5)
吉本ひかる(+5)
西村優菜(+6)
竹田麗央(+6)
笹生優花(+7)
岩井千怜(+7)
山下美夢有(+9)
鈴木愛(+11)
渋野日向子(+14)
櫻井心那(+16)