今年、最年少で米国女子ツアーの殿堂入りを果たしたリディア・コ(ニュージーランド)が、新年のニュージーランドの大英勲章『ディム』の栄誉リストに名を連ねた。27歳での受賞はニュージーランドで最年少となる。
韓国生まれのリディアは4歳でニュージーランドに移住し、現在はニュージーランド国籍を持つ。
今年8月の「パリ五輪」で金メダルを獲得し、ゴルフの聖地とも呼ばれるセント・アンドリュースで開催された「AIG女子オープン」(全英)も制した。2016年「リオ五輪」で銀メダル、21年「東京五輪」では銅メダルを獲得。メジャー3勝を含む通算30勝を挙げて、最も成功したゴルファーと評された。
12年に当時14歳だったリディアは「オーストラリア女子オープン」で勝利し、女子選手としてプロトーナメント最年少優勝記録を達成。翌年の15歳には米国女子ツアーを制しツアー最年少記録を樹立した。15年には17歳9カ月9日の最年少記録で世界ランキング1位に就いた。(文・武川玲子=米国在住)