<ファウンダーズカップ 2日目◇7日◇ブレイデントンCC(米フロリダ州)◇6465ヤード・パー71>
勝みなみがホールアウト後に安どの笑みをこぼした。「マジで終わったという感じ(笑)。(プレースピードが)めちゃくちゃ早かった。すごくありがたかったです」。日没との戦いとなった2日目を、こう振り返った。
まさにバーディラッシュだった。2番で初バーディを奪うと、5番からは4連続バーディ。後半も3バーディを積み重ね、ボギーなし。8バーディ・2ボギーの「65」という快進撃で、トータル10アンダー・2位タイに浮上した。
ショットの安定感に加え、“自然体”を意識したパッティングが好スコアを支えた。「長いバーディパットが入ってくれた」と、この日はわずか25パット。日没が迫る中で、「(自然体が)めちゃくちゃ生きました。逆に暗い方が考えすぎずに打てるのでいいな、と改めて思いました」と、新たなパットスタイルの手応えを感じていた。
もし日没でホールを残していた場合、翌朝に未消化分をプレーする必要があった。無事に18ホールを終えられたことは、決勝に向けてコンディションを整える上でも大きな意味を持つ。
3月末からはスロープレーへの罰則が厳格化されることもあり、「みんな早くなっていたので、すごくありがたかった。前の組がちょっと遅くなった時、LPGAがかなり急がせていた。みんな早起きしたくないしね(笑)」。十分な休息をとり、気持ち良く第3ラウンドを迎えられる。
「この2日間、ラッキーな部分も多かった。去年苦しんだ分、今年は運が向いてきているのかな。運があるうちに存分に使っていきたい」。流れをつかみ、ツアー初優勝へと突き進む。