<マイナビチャレンジマッチ THE Heroines 2024 事前情報◇6日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6465ヤード・パー72>
「アメリカでも経験ないです。バーディが多いほうが有利なのかなという感じ。一日ですし、しっかり攻めるところは攻めていきたい」というのは、横峯さくらのコメント。7日、自身の今年初めての試合となる「マイナビチャレンジマッチ THE Heroines 2024」がステーブルフォード方式で行われるのだ。
通常のストロークプレーでは、イーグルは『-2』、バーディは『-1』、パーは『0』、ボギーは『+1』、ダブルボギーは『+2』…とパーを基準に、上位の選手ほど数字は低くなっていく。それに対し、今大会のステーブルフォード方式ではこうなる。
ホールインワン『+10pt』
アルバトロス『+8pt』
イーグル『+5pt』
バーディ『+3pt』
パー『+1pt』
ボギー『0pt』
ダブルボギー以上『-2pt』
つまり、上位の選手ほど数字は高くなっていくのだ。ツアー競技としても行われており、米国男子ツアーでは「バラクーダ選手権」が毎年開催。国内男子ツアーでは2022年の「For The Players By The Players」で採用されている。4日間で優勝者は40ポイント前後となる。横峯が言うように、バーディの加点がボギーの減点を上回るため、ストロークプレーよりもアグレッシブなプレーが期待できる。
21年に第一子となる男の子を出産した横峯は、ママになってもツアーに参戦し続けている。初めての試合方式でも狙うは「優勝」。昨年のレギュラーツアーでは17試合に出場してメルセデス・ランキング106位とシード返り咲きはならなかったが、QTランキング40位で今季の前半戦は限定的ながら出場できる見込み。
一日競技とはいえ「今年初めての試合で、試せるのがうれしい」と、シーズン開幕まで1カ月を切り、試合勘を獲り戻すには絶好の舞台。「レギュラーツアーでも優勝できるように頑張りたい。ママになって優勝したいです」。レギュラーツアーでは14年を最後に優勝から遠ざかっているが、ツアー通算24勝目へ弾みをつける試合にしたい。