マンデー挑戦が終わり、晴れてプロ転向を決意
春のマンデー挑戦がひと段落し、出場できる試合が減ってきたことで、臼井はプロ転向を決意したという。
「マンデーを除けば、プロ転向をした方が出られる試合も増えますし、賞金がかかってくれば競技に臨む気持ちも変わってきます。そのため、6月を過ぎたところでプロ転向を決意しました。また頑張ろうという前向きな気持ちになれていますし、賞金がかかったことで良い緊張感を持って、プレーに集中できています」
プロ転向後、すでにマイナビネクストヒロインの競技にも出場しているが、第8戦「リオン・ドール コーポレーション/ゴルフパートナーチャレンジカップ byゼビオグループ」では、3位タイに入る活躍を見せている。
「賞金をいただくと、自分のプレーに価値がつくような気がして、うれしいですね。当面の目標は1勝を挙げることです。マイナビネクストヒロインはもちろん、実はまだまだ知らない大会も多くあるので、周りの子に聞いて、できる限りたくさんの試合に出ていきたいです」
そんな臼井が目指すのは「周りの人に感動を与えられるプロゴルファー」だ。「とにかく攻めてバーディをたくさん取る。得意なドライバーでチャンスを作っていく、攻めるプレーを見てほしいですね」と自分の持ち味を語る。
臼井には4歳年上で、ツアー1勝の姉・麗香がいる。ゴルファーとして今は遠い存在だが、「いつかは肩を並べてプレーしたい」と一歩ずつ、着実にプロとしての歩みを進めていく。(文・田辺直喜)