佐々木はお父さんの仕事の関係でメキシコで中学時代を過ごし、高校は米国のIMGアカデミーに進学。その後、ワシントン大学でゴルフの腕を磨いた帰国子女。大学は2021年6月に卒業して同年の2回目のプロテストを受験し、ファイナルまで進んでいる。
「ゴルフは5歳くらいのときに日本で始めました。小学生になって競技を始めたころからプロになることを意識していました。チームでやるスポーツも好きですが、ゴルフはすべてが自己責任なのが魅力です。プロテストは厳しいだろうなと思って挑みましたが、合格に手が届かないとは思いませんでした」と、佐々木。
準備と経験が足りていなかったと感じた佐々木は、MNGTに参戦。プロ志望の選手が集まっているツアーで、経験を積むためにも一試合でも多く出場したいと考えているという。
日本とは芝質もコースの作り方も違う米国でゴルフの腕を上げていった佐々木だが、「芝が違うからって苦手意識はありません。米国は広いので芝質は地域によって違うし、狭いコースも広いコースもあります。日本に帰国してから、関東と関西の芝の違いにビックリしたほどです」と、日本のコースに戸惑いはないという。
とはいえ環境が変われば、道具を替える必要も出てくる。「4番アイアンは学生時代からずっと使っています。コントロールした球が打ちたくてアイアンを使っていましたが、実はいま、ユーティリティをテスト中です」という。変化の先に進化あり。変化することを恐れない気持ちこそが進化するためには重要だ。
佐々木のドライバー飛距離は250ヤードほど。力強い球を打つが、アイアンはフルスイングすることなくコントロールショットで勝負する。「自分が狙ったところに打つことが大事」と、飛距離ばかりを求めた制御できない球は打たないのが信条なのだ。感覚ばかりでゴルフをする若い世代のゴルファーが多いなか、佐々木は頭で考えるクレバーなゴルフを目指している。今年のプロテストに向けてユーティリティが強い武器となるかどうか、今後のセッティングにも注目だ。(文・河合昌浩)
「ゴルフは5歳くらいのときに日本で始めました。小学生になって競技を始めたころからプロになることを意識していました。チームでやるスポーツも好きですが、ゴルフはすべてが自己責任なのが魅力です。プロテストは厳しいだろうなと思って挑みましたが、合格に手が届かないとは思いませんでした」と、佐々木。
準備と経験が足りていなかったと感じた佐々木は、MNGTに参戦。プロ志望の選手が集まっているツアーで、経験を積むためにも一試合でも多く出場したいと考えているという。
日本とは芝質もコースの作り方も違う米国でゴルフの腕を上げていった佐々木だが、「芝が違うからって苦手意識はありません。米国は広いので芝質は地域によって違うし、狭いコースも広いコースもあります。日本に帰国してから、関東と関西の芝の違いにビックリしたほどです」と、日本のコースに戸惑いはないという。
とはいえ環境が変われば、道具を替える必要も出てくる。「4番アイアンは学生時代からずっと使っています。コントロールした球が打ちたくてアイアンを使っていましたが、実はいま、ユーティリティをテスト中です」という。変化の先に進化あり。変化することを恐れない気持ちこそが進化するためには重要だ。
佐々木のドライバー飛距離は250ヤードほど。力強い球を打つが、アイアンはフルスイングすることなくコントロールショットで勝負する。「自分が狙ったところに打つことが大事」と、飛距離ばかりを求めた制御できない球は打たないのが信条なのだ。感覚ばかりでゴルフをする若い世代のゴルファーが多いなか、佐々木は頭で考えるクレバーなゴルフを目指している。今年のプロテストに向けてユーティリティが強い武器となるかどうか、今後のセッティングにも注目だ。(文・河合昌浩)