＜マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第9戦みちのくコカ・コーラレディース　本戦（1日競技）◇28日◇メイプルカントリークラブ（6422ヤード・パー72）＞

将来ツアーで活躍することを目指す、プロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場を提供するトーナメントとして、2019年に始まったマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー（以下MNGT）。22年は年間12試合を開催する予定で、第9戦みちのくコカ・コーラレディースがメイプルカントリークラブ（岩手県）で行われた。

いつでも笑顔の幡野夏生【写真】

前半のハーフを終え、首位に立ったのは3アンダーの坂口瑞菜子と竹本梨奈のふたり。1打差の2アンダーで尾崎小梅、2打差1アンダーに幡野夏生が続いた。アンダーパーで折り返したのはこの5人だけ。インターネットライブ中継で解説を担当した深堀圭一郎と天沼知恵子が予想した優勝スコアは68〜69。前日のプロアマ交流戦でラウンドした深堀は、「グリーンの難しさ」を強調していた。

落としどころをピンポイントに要求するグリーンが選手たちのバーディチャンスをはばむなか、バック9で抜け出したのは幡野夏生だった。10番パー5でイーグルを奪取するや11番でもチップインバーディ。一気にスコアを3つ縮めて首位に立った。この次点で4アンダー首位に並んだのは幡野と、ひとつスコアを伸ばした竹本だった。

「イーグルはセカンドショットが200ヤードの打ち上げ。トップ気味に当たった球が、ピンに当たったらしいです。そこからきょうはいけるんじゃないかと思いました」と、幡野。