＜マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第10戦PIM Ladies Tournament　本戦（1日競技）◇17日◇カメリアヒルズカントリークラブ（6508ヤード・パー72）＞

将来ツアーで活躍することを目指す、プロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場を提供するトーナメントとして、2019年に始まったマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー（以下MNGT）。22年は年間12試合を開催する予定で、第10戦「PIM Ladeies Tournament」 がカメリアヒルズカントリークラブ（千葉県）で行われた。

優勝カップを掲げる手束雅【写真】

前半のハーフを終え、首位に立ったのは3アンダーの瀬賀百花と今綾奈。1打差の2アンダーで手束雅、中野なゆ、政田夢乃、古賀衣桜、後藤ひなの、谷田侑里香らの6人が続いた。首位を1打差で追う手束は後半1ボギー・4バーディと巻き返し、「67」をマーク。MNGT初優勝を飾った。

手束は今年の「日本女子オープン」を4日間戦い抜いた期待の選手。この日、後半は首位が何度か入れ替わるバーディ合戦が繰り広げられていた。手束は11番をボギーとしスコアを落とす中、前々組をラウンドする古賀が13番、14番と連続バーディでスコアを伸ばす。

さらに中野が14番、15番で連続バーディ奪取で首位に立つ。最終組をまわる手束も負けじと16番から連続バーディを奪い、首位を奪う。首位の手束を追う前組の中野は、18番の長いバーディパットを決めれば首位タイに並ぶシーン。芯をとらえたボールがカップに向かい、誰もが入ると息をのんだ瞬間、ボールはカップをなぞるようにグリーン上に残った。