ミスが許されない1打が重い展開の首位争いに、後半のハーフは伏兵が現れた。前半2オーバーから圧巻のまくりを見せた鍋島海良だった。
8バーディ・3ボギーのトータル5アンダー。前半2オーバーからの大まくりで単独首位。叩いたボギーはすべて前半。鍋島に前半と後半で何が違ったのかを聞くと、「ハーフターン休憩でロースカツを食べたから?」なんて笑顔で返された。MNGTでは一般営業中に試合が行われているため、ハーフターンの休憩が入る。この日、鍋島はトップスタートで休憩の時間がたっぷりあったので、レストランでしっかりランチを食べたのだという。
「ロースカツ敵に勝つ」だったのかどうかは置いておいて、変えたことといえば「後半スタートのティショットでフェードを打ってみたら、思いのほか飛んでくれたんです。リズムよく振れたのだと思います」と鍋島。
前半は左へ巻き込む球が多く出て、スコアをまとめることができなかった。右手が強く、手元を返しすぎてフック球が出るのが悪いクセ。それを抑えることができればと考え、フェードボールを打ったのだという。
「思ったよりも飛んでくれたのもありますが、リズムよく振れたことがよかったのだと思います。前半は下半身が止まって、上体だけで打っていたんだと思います」と、持ち球とは逆球のフェードを打って、下半身が動き出してくれたことを明かした。ロースカツで勝った敵は、己にあったということか。
昨年のMNGT最終戦で、鍋島は悔しい思いをしている。プレーオフにまで進んだものの、日没のためアプローチ決戦となり負けてしまったのだ。その悔しさも合わせて、あすの最終日は全力で挑む。(文・河合昌浩)
8バーディ・3ボギーのトータル5アンダー。前半2オーバーからの大まくりで単独首位。叩いたボギーはすべて前半。鍋島に前半と後半で何が違ったのかを聞くと、「ハーフターン休憩でロースカツを食べたから?」なんて笑顔で返された。MNGTでは一般営業中に試合が行われているため、ハーフターンの休憩が入る。この日、鍋島はトップスタートで休憩の時間がたっぷりあったので、レストランでしっかりランチを食べたのだという。
「ロースカツ敵に勝つ」だったのかどうかは置いておいて、変えたことといえば「後半スタートのティショットでフェードを打ってみたら、思いのほか飛んでくれたんです。リズムよく振れたのだと思います」と鍋島。
前半は左へ巻き込む球が多く出て、スコアをまとめることができなかった。右手が強く、手元を返しすぎてフック球が出るのが悪いクセ。それを抑えることができればと考え、フェードボールを打ったのだという。
「思ったよりも飛んでくれたのもありますが、リズムよく振れたことがよかったのだと思います。前半は下半身が止まって、上体だけで打っていたんだと思います」と、持ち球とは逆球のフェードを打って、下半身が動き出してくれたことを明かした。ロースカツで勝った敵は、己にあったということか。
昨年のMNGT最終戦で、鍋島は悔しい思いをしている。プレーオフにまで進んだものの、日没のためアプローチ決戦となり負けてしまったのだ。その悔しさも合わせて、あすの最終日は全力で挑む。(文・河合昌浩)