アマチュア資格を放棄して、プロテスト合格を目標にMNGTに参戦している選手たち。だが、賞金を稼ぐ場は意外に少ない。試合となれば遠征費用はかかるし、練習をするのにも費用はかかる。ゴルフに専念したいプロの卵たちのお財布事情は、想像以上に厳しい。ましてや現在25歳の幡野は開催年の年末時点で25歳以下というMNGTの参戦資格を今季限りで失い、賞金を稼ぐ場を減らすこととなる。
「来年は賞金がかかった試合に出場する機会が減るので、今大会で500万円を稼いで帰りたいです。試合には出続けたいので、海外に行くことも考えています。そのための資金です」と幡野はいう。そして、もしも優勝できたら「スイング解析器“トラックマン”を買って、大好きな牛タンとイチゴをいっぱい食べたいです」と笑顔を見せた。
「スイングの課題はアドレスをはじめ、いまは8つあります」というだけにトラックマンはぜひとも手に入れたいという。今年のプロテストではファイナルステージまで進出しながら、テスト直前に39度の発熱。「4日間熱が下がらず、コロナかと思いPCR検査も受けましたが陰性。扁桃腺炎だったんですが、テスト初日も熱が下がらなかったので残念ながら欠場しました。来年こそ、絶対にプロテストは合格したい」。そのためのトラックマンである。
最終日は最終組で優勝争い。「私は静かすぎるとやりにくいんです。500万円がかかった優勝争いは緊張感がすごいので、静かになってしまいそうな最終組はイヤだったんですけど、私は私のペースで頑張ります」と、幡野は肩の力を抜いていた。(文・河合昌浩)
「来年は賞金がかかった試合に出場する機会が減るので、今大会で500万円を稼いで帰りたいです。試合には出続けたいので、海外に行くことも考えています。そのための資金です」と幡野はいう。そして、もしも優勝できたら「スイング解析器“トラックマン”を買って、大好きな牛タンとイチゴをいっぱい食べたいです」と笑顔を見せた。
「スイングの課題はアドレスをはじめ、いまは8つあります」というだけにトラックマンはぜひとも手に入れたいという。今年のプロテストではファイナルステージまで進出しながら、テスト直前に39度の発熱。「4日間熱が下がらず、コロナかと思いPCR検査も受けましたが陰性。扁桃腺炎だったんですが、テスト初日も熱が下がらなかったので残念ながら欠場しました。来年こそ、絶対にプロテストは合格したい」。そのためのトラックマンである。
最終日は最終組で優勝争い。「私は静かすぎるとやりにくいんです。500万円がかかった優勝争いは緊張感がすごいので、静かになってしまいそうな最終組はイヤだったんですけど、私は私のペースで頑張ります」と、幡野は肩の力を抜いていた。(文・河合昌浩)