<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第7戦 CREATION LADIES CUP(1日競技)◇4日◇葉山国際カンツリー倶楽部(神奈川県)◇6474ヤード・パー72>
マイナビ ネクストヒロインルーキーが優勝を飾った。ツアー参戦1年目の小島彩夏がボギーフリーの「65」をマーク。後続に2打差をつけ、「CREATION LADIES CUP」の初代女王に輝いた。
前半で4つのバーディを奪い、首位でターン。後半も3つを積み重ね、首位を快走した。16番ではアプローチが寄せきれず4メートルのパットが残ったが、「絶対にねじ込むぞという気持ちで入れました」とパーをセーブ。自己ベストタイをたたき出した。
とはいえ、「65」を出すのはこれが4回目。その“壁”はなかなか厚いが、7アンダーという好スコアの一日には「気持ちよかったです! パターが入ってくれたのでうれしかったです!」と、優勝カップを高々と掲げる。この天真爛漫さが小島のキャラクターだ。
2000年生まれで、中部学院大出身。昨年の最終プロテストでは3打足りずに不合格。「お金を稼ぎたい」という思いもあり、その後プロ転向。今季から同ツアーに参戦を決めた。自他ともに認めるムードメーカーで、いつも小島の周りには人が集まり、みなが笑顔になる。それでも小島にとっては、「周りに助けられてばっかりです。毎日幸せです」というのが本音だ。
最終組で小島を追いかけた佐渡山理莉も、このツアーを通して仲良くなった。先にホールアウトして戦況を見守っていたが、「あまりライバルとは考えたくないです。(佐渡山にも)頑張ってもらいたい。プレーオフになったらなったで、お互いに頑張ろうと思っていました」という。このフィールドで一緒に戦う選手は、プロテスト合格を目指す“ライバル”ではなく“仲間”だと感じている。
打つクラブを選んで球筋をイメージしたらすぐに打つ、どんなに狭いホールでもショットは振り切る、ピンしか見ずにデッドに攻める、カップだけを見て強気に打つ…。このようなアグレッシブさが信条であり、持ち味でもある。「このゴルフ場はパー3が少し短くて、パー4が長いところが多かった。距離を生かせられたのかな」と、振り切るショットを武器に、7つのバーディのうち5つはパー4で奪った。
今季からツアーに出場し、届く声援もより多くなった。「生配信してくださって、見てくださっている方もいる。そのような気持ちに応えたいし、そのなかでこうやって“65”を出せたので良かったです」。出場5試合目で優勝を果たし、「自信につながりました」とツアー前半戦を最高の形で締めくくった。開幕戦で掲げた目標は「プロテスト&QTトップ合格」。ここで弾みをつけ、まもなく“本番”のシーズンへと向かう。(文・笠井あかり)
※マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は「将来有望な若手女子ゴルファーに真剣勝負の機会を提供して大きく羽ばたいてもらいたい」という思いから2019年に開始。24年は14試合前後が予定。出場選手はポイントランキング、前回大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などにより決められる。