<マイナビネクストヒロインゴルフツアー開幕戦 マイナビカップ 最終日◇14日◇成田ゴルフ倶楽部(千葉県)◇6411ヤード・パー72>
今大会を制したルーキーで19歳の桑村美穂、同じくルーキー・商崎鈴菜と優勝争いを演じた前多愛(めぐ)。首位タイに並んだ最終ホールでミスショットを喫し、念願の初Vを逃した。
2打差を追い、最終組の1つ前の組からスタートした前多は「なかなかバーディチャンスにつかなくて」と3番ホールまでパーを並べる。ようやく4番パー3で「長いパットが入ってくれて、次のホールから流れがきた」と3連続バーディを奪取した。
スコアはあまり意識していなかったというが、「カメラが来るので、いいところにいるんだろうなと思いながらプレーしていました」と後半17番の短いパー5でもバーディ。トータル8アンダーまでスコアを伸ばし、最終組で首位に立っていた桑村と17番でイーグルを奪った商崎と並ぶ。
最終18番の2打目は「バーディを取りたくて短めのクラブで強く打とうと思ったら、足が滑ってしまった」とスイング中のアクシデントによりグリーンに届かなかった。そこからのアプローチも寄らず、パットも入らずで痛恨のボギーでホールアウトとなった。
同じ成田ゴルフ倶楽部(千葉県)で開催された昨年大会ではトータル5アンダー・5位タイで終えており、コースに対して「ドライバーが打ちにくいところが何ホールかあるんですけど、グリーンが比較的に(カップに)入る気がする。小さい傾斜がたくさんあるけど、ラインが読みやすい好きなコース」と好印象なこともあり、悔いが残る。
「後半伸ばせないので、そこが課題かな。今回はショットが荒れていたので次はショットもパターも調子よく回れるようにしたいと思います」と次戦に向けて意気んだ。昨年は10試合に出場し、6度のトップ10入りを果たしている。この経験を初勝利に結びつけたい。(文・小池文子)