今回の気になるヒロインは2000年生まれのプラチナ世代・菊地広恵。栃木県出身で小学5年生のころにゴルフを始め、同県のゴルフ場で研修生として働きながら日々練習に励んでいる。明るく元気で笑顔が絶えない菊地だが、実は人見知りタイプだと言う。そんな菊地に10の質問をぶつけてみた。

●プロテストは何次から受験ですか？　今回で何回目の挑戦でしょうか？
「1次から、那須小川です。今年で4回目です」
※プロテスト1次予選【A地区】8月16日（水）～ 8月18日（金）那須小川CC（栃木県）
 
●プロテストと通常の試合との違いは？
「雰囲気と一打一打の重みがちがいます。こういった試合も大事なことですが、プロテストは絶対スコアを落とせないという緊張感が全然ちがいます」
 
●プロテスト前、不安に感じていることはありますか？
「あります。テストになると不安要素が全て出てきてしまって、ド緊張して頭が真っ白になってしまうタイプでした。でも、いまはテスト前にマイナビなどの試合に出ることができて、そんなにイメージが悪くならなくなってきていると思います。もしかしたら不安要素はなくなってきているかもしれないです」
 
●現在の課題は？
「飛距離を伸ばすこと。あとはマネージメントを課題にしています。プロテスト会場の那須小川はティショットを置く位置など、すごく頭を使うんです。マネージメントに意識できるためにも、まずはどれだけ冷静になれるかが大事だと思っています。試合でも意識して自分のプレーリズムをできるだけ変えないことを意識しています」
 
●ところで、プロゴルファーを目指したきっかけは？　またはその理由？
「趣味程度で始めたんですけど、やっていくうちに同級生や先輩、後輩が上手くなる姿を見て『悔しい、負けたくない』と思ったのがプロを目指すキッカケです」
 
●毎日どれくらい練習をしていますか？　休みはありますか？
「ボールを打つのは大体5時間ぐらい。あとはトレーニングとツアーの動画を見たり、スイング理論やパター理論などの動画を見て勉強する時間をつくっています。休みはほとんどないです」
 
●つらい……と思うことはありますか？
「あります、あります！ やってもやっても上手くいかないときが一番つらい。『なにやってんだろ』って思うことがありますね。自分的にはそんなに悪くない内容なのに、数字（スコア）を見てなんでこんなに悪いんだろうって」
 
●プロテストに合格したら、何がしたいですか？
「QTで上位にいて、レギュラーツアーで活躍したい」
 
●将来目指す選手像は？
「吉田優利さんのようになりたい。プレースタイルや練習の仕方、スイングもすべてが私のお手本です。かなり勉強させてもらっています。あの淡々としたスタイルを一番マネしたいです」
 
●誰よりも応援していてくれているご家族にひと言
「ここまで育ててくれたこと、ゴルフをやらせてくれたことに『ありがとう』という感謝の気持ちを伝えたいです」
 
※ネクストヒロインゴルフツアー（共催：株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV）は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。