<マイナビ チャレンジマッチ THE Heroines 2025 事前情報◇11日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6427ヤード・パー72>
今大会は「将来有望な若手女子ゴルファーに賞金のかかった真剣勝負の機会を提供することにより、大きく羽ばたいてもらいたい」という思いが込められて発足した『マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー』の大会の一つ。国内女子ツアーで活躍する女子プロゴルファーからは20名が参戦する。
そのなかで2度目の出場となるツアー通算2勝の山内日菜子は、「去年もすごく楽しかった記憶もありますし、プロを目指している子たちと回る機会ってけっこう少なくて、そういう面では自分も刺激になるし、勉強になるのでまた今年も出たいなと思いました」と出場を決めた理由を明かした。
舞台となるのは、3月6日から始まる国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄県・琉球ゴルフ倶楽部)の会場と同じで、初出場となるツアー1勝の蛭田みな美は「事前に下見をしながら、(開幕戦を前に)試合感も出るかなと思って出させてもらいました。緊張感を持ってやりたいなと思っています」と今季初戦の準備もかねて挑む。
山内はオフに飛距離アップを意識してトレーニングに励んだ。「まだオフの途中なので、成果は全然わからないですけど、1月は体力メインにやっていたのでだいぶ去年よりもできることが増えています。2月に入って開幕戦までにはこの感覚を詰めていきたい」。開幕戦を迎える前に今大会で途中経過の確認をする。
蛭田も「飛距離アップ」をメーンに取り組み、さらには「アプローチやパターの向上も目標に」とショートゲームに尽力した。今年のテーマはとくにパターを「克服して得意な分野にあげていきたい」と考えている。「まだ詰めが甘いところがあると思うので、開幕戦に向けて、今回も反省点を持って終われたら」と意気込んだ。
山内は今季の目標に「メジャー大会を狙って勝てるような選手になりたいなと思っています」と自身初となるメジャーでの栄冠を掴みに行く。蛭田は「シード権は継続したいですし、2勝目に向かってやっていきたいなって思っています」と挙げた。それぞれの目標に向かって、まずはこの沖縄で自信をつけたい。(文・高木彩音)