<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー◇最終戦 マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーファイナル◇14日 事前◇PGM総成ゴルフクラブ(千葉県)◇6495ヤード・パー72>
今季のマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーも残すところ1試合のみ。最終戦「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーファイナル」は16日(木)から開催されるが、出場権をかけたワイルドカード戦が明日15日(水)に行われる。
年齢制限のため、今季限りでネクストヒロインツアーに出場できなくなる森はなも、ワイルドカード戦に挑む一人。森は2021年から同ツアーに参戦し、昨季の第11戦「Sky Hybrid Ladies Cup」では悲願の初優勝。今年は海外が主戦場で、本ツアーには4戦のみの出場にとどまっていたため、最終戦への出場権を手にできていなかったが、「最後の年なので、出たい」と、最後のチャンスに賭けてエントリーした。
「今年は海外に行っていましたが、それまでは日本の試合がメインでした。カメラが入ったりとか、実際のツアーのように開催してくださったので、ありがたかったですね」と、カメラが入って中継し、1年を通して競い合うといったレギュラーツアーのような環境がいい経験になっていたという森。
なかでも「去年の優勝は、思い出深いです」。昨季は開幕戦から5戦連続で出場するも、最高成績は11位タイとまずまず。「ちょっとうまくいっていなかった時期だったので、素直に嬉しかったです」と、自信を取り戻すきっかけもこのツアーだった。
最終戦への出場権を賭けたワイルドカード戦には11人がエントリーしており、駒を進められるのは4人のみ。「4枠は多いようで少ない感じ。1日競技なので難しいと思う」と、一発勝負ならではの不安に加え、「ショットとパットの調子がそんなにいいわけではない」という。
特に「パッティングがいい状態じゃなくて、ショートパットが特に入っていません」と課題を挙げるも、「内藤(雄士)さんにアドレスを直してもらって、練ランの感じだとすっごい悪い状態よりは上がってきている」と、いい感触を取り戻して明日を迎える。
「マネジメントして自分のいいプレーができれば、いい結果につながると思います。しっかり自分のプレーをして、4枠に入って、本戦に出る。最終戦でも変わらず2日間いいプレーをして、卒業というか、締め括れたらいいな」。森が有終の美を目指して、まずは明日の18ホール一発勝負に挑む。(文・杉本夏希)
※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。