今回の気になるヒロインは 岸紗也香。兵庫県出身、1999年生まれの岸は、2018年の「関西女子学生春季新人戦」で優勝した実力の持ち主。マイナビネクストヒロインゴルフツアーには、昨年の第9戦「みちのくコカ・コーラ レディース」から参戦。今季は5試合に出場しており、3試合でトップ15入りを果たしている。そんな岸に10の質問をぶつけてみた。

●プロテストは何次から受験ですか？　今回で何回目の挑戦でしょうか？
「1次からです。3回目です」
※プロテスト1次予選【D地区】8月23日（水）～ 8月25日（金）信楽CC 田代C（滋賀県）

●プロテストと通常の試合との違いは？
「1年に1回というプレッシャーはあります。どの試合でもティショットは緊張しますけど、プロテストの方が緊張している時間が長いなって思います」

●プロテスト前、不安に感じていることはありますか？
「1番自信のあるティショットが曲がるときがあって、それが不安だなって。調子がいいときはドローなんですけど、最近意図せずフェード気味のボールが出てしまって…コースに出たとき、フェードが出るかもと不安になってしまいます。初日（第6戦 PGMシリーズ「Cool Cart CUP」）はそのミスで10番ホールでOBしちゃいました。ただ、不安になってもしょうがないので、やりきるしかないかなって。目の前の一打に集中しようと思います！」

●現在の課題は？
「パーオン率を上げることです。学生の頃よりも、プロを目指す子たちと競うので、アンダーを出さないと優勝できない世界だなと感じます。でも、私は寄せワンが多かったので、パーオン率を上げないとバーディパットを打つ回数が少ないと思って。パーオン率が高ければ、楽にパーも獲れるし、ラウンド中に神経を使うことも減ると考えて、今はピンが端でもグリーンセンターを狙ってパーオンを優先するようになりました」

●ところで、プロゴルファーを目指したきっかけは？　またはその理由？
「プロになりたいと思って坂田塾に入りました。アオノジュニア（ゴルフ大会）っていう関西の子が出る大会があって、そのときに安田祐香ちゃんと一緒に回ったんです。坂田塾の子たちがすごくうまくて、ここに入ればプロになれると思ったことがきっかけですね」

●毎日どれくらい練習をしていますか？　休みはありますか？
「毎日練習してます。学生の頃は打った分だけうまくなると思ってたんですけど、今は内容面も考えるようになりました。1000球打ってなんぼ！と思っていましたが、アプローチ・パターもしっかり練習する、コースに行ったらラウンド終わりも練習するという感じで意識が変わりました。オフはあまりないですね」

●つらい……と思うことはありますか？
「絶対あります！　つらいことはいっぱいありますもん。なんやろな。関西人なのに面白くないですよね答えないと…。いろいろありすぎてぱっと出てこない…（笑）」

●プロテストに合格したら、何がしたいですか？
「プロテスト優勝したいしか考えてなかったです！プロになったら、ツアーに出て稼ぎたいです！」

●将来目指す選手像は？
「宮里藍さんですかね。海外でも活躍されていたので、そういう部分に憧れます」

●誰よりも応援していてくれているご家族にひと言
「家族ももちろん、周りの方々全員にお伝えしたいんですけど、私のゴルフを応援してくれて、ファン投票もたくさんしてくれて、本当にありがとうございます！　ネクヒロでは、ファン投票で1位になった試合で優勝したいと思っているので、これからも応援お願いします！」

※ネクストヒロインゴルフツアー（共催：株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV）は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。