今季、マイナビネクストヒロインツアーのポイントランキングで6位に入った池羽陽向。最終戦はトータル10オーバー・35位と振るわなかったが、「パーオン率が半分以下だった。2日目はライン出しショットでピンを狙うことだけを意識して、今後のゴルフに繋がるようにと思ってラウンドしていました」と前戦から抱えていたショットの違和感が直らないままプレーしていたという。
今季は12試合に出場して4度のトップ10入りを果たしているが「もうちょっと頑張れた。自分がいいスコアを出しても上回ってくる人がいて、2、3、4位の試合が多かった。『何かが足りていない』とずっと感じていました」と振り返る。
そんな池羽は12月30日から2日間の日程で行われる、来季のオーストラリア女子ツアーの出場権をかけた予選会に出場予定。池羽は過去5回受けたJLPGAプロテストは全て2次で敗退している。「何かを変えないといけない。(自分は)試合が続くと苦しくなるタイプ。海外の選手は楽しくゴルフしてるイメージがあるので、それを経験してみたい」と渡豪を決めた。
「プロテスト合格が第一目標。自分にできることを頑張ります」。QTの結果次第では、来年は日本とオーストラリアの2拠点になる。プロテスト合格に向けて、このオフで自身に足りない“何か”を見つけたい。
※マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は「将来有望な若手女子ゴルファーに真剣勝負の機会を提供して大きく羽ばたいてもらいたい」という思いから2019年に開始。24年は14試合を開催。出場選手はポイントランキング、前回大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などにより決められる。最終戦は今季優勝者、ポイントランキング上位者、最終プロテストに合格して“卒業”する選手らのみが出場している。