今季マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーで2勝を挙げている元JGAナショナルチームの佐渡山理莉が明日、31日(火)から始まるJLPGA最終プロテストに出場する。
会場は岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部。「イメージはできています。ただ、ティショットの位置からバンカーや池までの距離などが少し自分の中で中途半端な距離なので、そこをしっかり決めて、準備していきます」と話した。
2019年の最終プロテストも同ゴルフ場で行われており、出場していた佐渡山は「前のプロテストでグリーンに結構苦しみました…なので、ティショットとグリーンの読みを今回は迷いなく行けたらいいなと思っています」と、昨年のリベンジもかけて挑む。
JGAナショナルチーム時代は、現在米国女子ツアーで活躍している古江彩佳と西村優菜らとともに戦っていた。仲間がプロとして試合に出ているなか、「去年、一昨年ぐらいまでは、すごくありました」と、焦りを感じていた。「だけど、今は比べる必要もないなという感じで、“自分は自分”ともう割り切れてきた。こういうツアーでも結果も出せてきているので」とマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーでの経験が自信につながり、考え方が変わったことでゴルフの調子も良くなってきたという。
今シーズンの同ツアーでは11試合に出場し、トップ10の回数が8回。そのうち、第7戦「リオン・ドールコーポレーション/ゼビオグループチャレンジカップ」と第11戦「みちのくコカ・コーラ レディース」の2試合で優勝を挙げている。「いい流れでこれているので、今年こそは絶対に通過できるように頑張ります」と意気込んだ。そんな佐渡山は、初日を午前8時に10番からティオフしていく。狭き門をくぐり抜け、プロとしてのスタートラインを切ることはできるのか、緊張の4日間が幕をあける。(文・高木彩音)