<マイナビ チャレンジマッチ THE Heroines 2025 事前情報◇11日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6427ヤード・パー72>
国内女子ツアーの開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」と同じ琉球ゴルフ倶楽部で、きょう12日に「マイナビ チャレンジマッチ THE Heroines 2025」が開催。昨年の10月から「プロコーチに習うのは初めて」と、目澤秀憲氏とスイングの修正に努めてきた櫻井心那も出場する。
櫻井といえば、平均飛距離250ヤードを超える女子ツアー屈指の飛ばし屋。2022年に下部のステップ・アップ・ツアーで史上初の年間5勝を挙げて賞金女王に輝くと、翌23年は宮里藍や畑岡奈紗に続いて10代でレギュラーツアー4勝を挙げるなど出世街道をばく進。しかし、昨年はスイングの不調に苦しみ未勝利のシーズンに終わった。
松山英樹が21年の「マスターズ」で優勝したとき、コーチとして帯同していたのが目澤氏。一時はどうしていいか分からないほどスイングに悩んでいた櫻井だが、このオフは目澤コーチのもとで、「ショット全般で(インパクト時に)手元が浮く癖があるので、そこを直そうと頑張っています」と、しっかり課題と向き合ってきた。成果については「まだ浮いているんですけど、だいぶましになってきました」と笑顔も見せる。
今大会の目標を聞くと、「もちろん良い結果で終わりたいのもありますけど、初戦のコースなので、オフにやってきたことを試して課題が見つかればいいなと思います」と、3月に開幕する長いシーズンを見据えているようだ。そして、勝ちに飢えている飛ばし屋は「去年は優勝できなかったので、今年はたくさん優勝したいです」と燃えている。
ダイキンオーキッドレディスの過去の成績は、23年大会はトータル6オーバーで予選落ち。24年大会はトータル2アンダーで19位タイ。その3日目の「70」が琉球GCでのベストスコアでまだ60台のラウンドはない。
「風が吹くのと、一番は芝が難しい。グリーン周りの芝が絡むのでそこが難しいと思います」と、やや苦手なイメージを持っている。それでもコーライ芝にティフトンが混じる琉球GCのラフは、スイングとともに修正してきたアプローチを確認する絶好の機会になりそう。持ち味の豪打とともに、復活の狼煙を上げられるか。