<アジアパシフィック女子アマチュア選手権 初日◇1日◇サイアムCC ウォーターサイドC(タイ)◇6309ヤード・パー72>
初出場・初優勝。そんなシナリオも見えてきそうだ。六車日那乃が6バーディ・2ボギーの「68」でプレー。首位と1打差の4位タイで滑り出した。
バーディ発進とすると、2番からは連続ボギー。それでも4番ですぐさま取り戻すと、そこからは会心のプレーを見せた。「前半はショットがあまり良くなくて耐えるゴルフが続いていたけど、後半からいいリズムで回れて良かったです」。1つ伸ばして折り返すと、後半はボギーなしの3バーディ。ぐんぐん伸ばしていった。
序盤は曲がっていたショットをアプローチとパターのショートゲームで耐え、後半はチャンスをものにしていく。「アプローチとパターが良かったので、結構しのげたかな」と持ち味を発揮しながら、ショットについてはプレー中に修正することに成功した。
世界アマランキング22位でフィールド2番手につけるなか、その実力を発揮した。リーダーボードの上位には昨年覇者のエイラ・ガリツキー(タイ)などの有力選手がそろう団子状態だが、ここから首位奪取を狙う。「一球一球魂を込めて頑張りたい」。海外メジャー出場権などの豪華特典も用意されているビッグトーナメントで、まずは目の前のプレーに集中していく。