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父からの助言でFWキープ率改善 長野未祈は右肩上がり「ビッグスコアを期待します」

下部ツアー2年目を迎える長野未祈が、予選ラウンドを通過。その背景に“父の気づき”あり。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年3月2日 02時00分

<セントラル・フロリダ選手権 2日目◇1日◇ウィンターヘイブンCC(米フロリダ州)◇6572ヤード・パー72>

長野未祈は連日の「72」で回り、トータルイーブンパー・48位タイで予選を通過した。開幕前に掲げた目標『毎日アンダースコア』はあと一歩のところで逃しているが、調子は右肩上がり。表情は明るい。

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出入りの激しかった初日の流れを引きずる形で、2日目は連続ボギー発進。それでも、ウェッジで1メートルにつけた9番パー5を皮切りに、3連続バーディを奪取した。ここから形勢逆転…とならなかったのは、直後の12番パー3でダブルボギーを喫したから。

ティショットがグリーン右のバンカーにつかまり、急な左足下がりのライに。しかも、グリーンオーバーすれば池という厳しい状況だった。花道に出す選択肢もあったが、「イメージが出たので」と強気にトライ。しかし、一発で脱出できず、このホールを境にチャンスを決めきれない展開が続いた。

とはいえ、不安視していたショットの調子は好転している。このフロリダ3連戦をともにし、コースではキャディとしてサポートする父・勝さんからの『ティが低くなっている』というアドバイスを受けてティショットを修正。フェアウェイヒットは初日の8ホールから10ホールに改善した。

マネジメントを見直したことでパーオン率も向上。「このライなら、どこに打つのが一番いいかをちゃんと選択できた。それでミスショットをしても、悪くないポジションにいってくれた」。初日11ホールだったパーオン数も13ホールに増加した。

昨年秋には右足のケガに苦しみ、米2次予選会やJLPGA最終プロテストは途中棄権を強いられた。リハビリと並行してトレーニングを行い、これがオフ明けの初戦。「足は全然大丈夫。このコースは平らなので」と、順調な回復ぶりをアピール。しっかりと歩みを進めている。

「あしたはチャンスが全部入ってくれたらいいかな。ビッグスコアを期待します」。この2日間で奪ったバーディは10個。ボギーの数を減らすことが、最終日の浮上のカギになりそうだ。(文・笠井あかり)

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