＜Hitachi 3Tours Championship 2018 ◇9日◇グリッサンドゴルフクラブ(JGTO3,658ヤード・パー37、PGA3,380ヤード、パー37、LPGA3,113ヤード、パー37)＞

ツアーに本格参戦1年目ながら、賞金ランク8位と女子ツアー界の一翼を担う存在となった小祝さくら。年末の風物詩となる3ツアー対抗戦に初出場し、国内男子（JGTO）、国内シニア（PGA）の強豪を相手に3年ぶりの女子ツアーの大会制覇を目指した。

小祝さくらのキュートなドレスアップwithみなみ＆ひな【写真】

本大会に出場できるのは、各ツアーの賞金ランク上位者3人（11月第1週終了時点）と、推薦枠での3人のみ。小祝は女子ツアーの選ばれし6人の1人として推薦で参戦し、「来年また出たいと思いますが、出るには結構稼がないといけないので…（笑）。毎年出ている人は、すごいなと思います」と、ういういしい笑顔を見せた。

しかし、本戦では大活躍。今季3勝の成田美寿々とのチーム戦で、第1ステージでは5バーディを奪ってJGTOチームに並びトップ。第2ステージでは、2位のPGAチームに3打差、JGTOチームに5打差をつけて勝ち星を挙げた。LPGAチームとしては0.5ポイント差で2位となってしまったが、初出場ながらチームに貢献したことは間違いない。

「2位は悔しいですが、チームもまとまっていましたし、いいプレーもできたので良かったです。こういった試合はなかなかないので、すごく思い出に残る試合になりました」と、男子を相手にとっても存在感を示した。ツアーでは未勝利ながら、今季のトップ10入りは13度。来年は本物の勝ち星を挙げて、再びこの場所に戻ってくる。（文・谷口愛純）