＜フューチャーGOLFツアーin埼玉 2日目◇16日◇埼玉県・森林公園ゴルフ倶楽部＞

ゴルフの人気拡大、ジュニア育成などを目指して今年から開催された「フューチャーGOLFツアー」。ジャパンゴルフツアー選手会長の石川遼が中心となって行われており、7月の広島大会、岡山大会（ともに西日本豪雨により延期）、8月の新潟大会に続く4戦目。今年最後のフューチャーGOLFツアーは、石川の地元・埼玉県を舞台に行われた。

【写真】遼くんの手には見慣れないドライバー？

本大会には石川を始め、今季初優勝を挙げた星野陸也、出水田大二郎や香妻陣一朗など10人の男子プロが出場した。来場者は初日に約800人、2日目には約840人を記録。プロとアマチュア選手、ジュニア選手が同組でラウンドできる取り組みもあって、レギュラーツアー外の競技ながらにぎわいを見せた。

石川は1打差で優勝を逃し2位に終わったが、「新しいトーナメントの形として、今後なにかのきっかけになればなと。やってうまくいかないこともあると思うのですが、今回は皆さんに喜んでいただけたと思います」と大会の盛況にはほっとした表情を見せた。

埼玉といえば、今季の賞金王に輝いた今平周吾も同郷。加えて、2020年には東京五輪のゴルフ競技が霞ヶ関カンツリー倶楽部で行われることが決まっている。「今平選手の活躍もあって、この辺のゴルフ界は盛り上がっていますし、やはり一番は東京五輪の会場となること。埼玉のアマチュアはレベルも高いので、もっともっと盛り上がったらいいと思います」と、地元のゴルフ熱を改めて実感。「周吾も五輪を目指していると思いますし、自分としても出たいなという思いがあります」と、地元での大舞台に向けて熱を燃やした。（文・谷口愛純）