12月21日（木）から3日間の日程で、アマタスプリングス（タイ）で開催される日本選抜とタイ選抜の親善対抗戦「アマタフレンドシップカップ」。第1回目となる同大会は、各チーム、男女キャプテン1名、男女プロ5名、男女アマチュア1名ずつが参加。3日間競技のマッチプレー形式（チーム戦＋シングルス戦）でおこなわれ、各マッチの獲得ポイントでチームの勝敗が争われる。

日本選抜vsタイ選抜の対抗戦！アマタフレンドシップカップ フォトギャラリー

男子アマ枠で出場する桂川有人（日本大学2年）は、今季の「日本オープン」で国内ツアー初出場ながら、予選ラウンド終了時点で単独首位に立ち、注目を集めた新鋭だが、開幕2日前のチームメンバーが集まった練習ラウンドでは、今季「RBCヘリテージ」で米ツアー初優勝を挙げた小平智、そして「ウォルマートNWアーカンソー選手権」「TOTOジャパンクラシック」と2勝を挙げた畑岡奈紗と同組でのプレーとなった。

2018年シーズンの男女米ツアー優勝者との豪華なハーフラウンドには「小平さん、畑岡さん、2人ともプロのなかでもトップの選手。初めて一緒に回ることができて、とても勉強になりました。特にショートゲームが違いを感じましたね。プロと組める大会はなかなかないので、楽しみのひとつと考えていました。プロの方は、アマチュアと比べ、リズムから違いがあるので、そこを学びつつ、チームに貢献したいです」（桂川）と刺激を受け、意気込んだ。

日大の先輩にあたる小平は「楽しい大会になると思う。男子の良さ、女子の良さを出し合って、それぞれが経験を周りに伝えて（男女とも）お互いウィンウィンになれれば」と大会の意義を感じるとともに、若手にとって貴重な経験になると考えている。「アジアで上のほうにいる2つの国が交流を深めつつ、競い合うのは良いこと。それに若い選手にとっては、日本国内だけではなく、いろいろな国に目を向けるキッカケにもなります。（両国の）世界で戦う選手のプレーを見て、違いを感じてもらえれば、考え方が変わると思いますから」と後輩のゴルフ観が広がっていくことを期待していた。

ちなみに小平も、畑岡から大いに刺激を受けたといい「めちゃくちゃ上手かった。勉強させてもらいましたね。ショットが正確でアプローチ、パターも上手い。そりゃ優勝するな、と。参考にさせてもらいました」と語っていた。