＜オーガスタナショナル女子アマチュア（予選）　2日目◇1日◇チャンピオンズ・リトリートGC（米ジョージア州）◇6445ヤード・パー72＞

日本の17歳が米国ジョージア州で奮闘している。決勝ラウンドを「マスターズ」と同会場のオーガスタ・ナショナルGCで行う「オーガスタナショナル女子アマチュア」は、別コースでの予選2ラウンドを終え、梶谷翼が首位と2打差のトータル1オーバー・5位タイに浮上した。

滝川第二高校の新3年生。ジュニア大会で数々の実績を積み、2019年の日本女子オープンではローアマにも輝いている梶谷が、好位置でゴルファー憧れの聖地・オーガスタに乗り込む。

初日が悪天候のため順延となり、2日目は20ホールを超える長丁場のラウンドとなったが、日本が誇るジュニアは、終始安定したゴルフでリーダーボードを上がっていった。

「風が強くてピン位置も難しいところがあったけど、耐えるところはしっかり耐えて、ラッキーなバーディもあった」。第2ラウンドの後半にはチップインを含む連続バーディを奪うなど、見せ場つくってホールアウト。「前よりもアプローチからパーが拾えるようになった」と、異国の地で地力アップも実感している。

これで現地時間の金曜日はオーガスタで練習ラウンド、そして土曜日には決勝ラウンドを戦うことになった。大会前に考えていたのは「楽しむぞ！」だったとプレー後のインタビューに答えた梶谷。頂点を見える位置で、最終日も楽しく終わりたい。