「大会前に行われた春の全国(高校ゴルフ大会)で負けて2位だったんです。そのとき、『オーガスタで悔しさを晴らしてきます』と言っていたんです」(青木)
3月24〜26日に行われた「全国高校ゴルフ選手権春季大会」は初日、2日目とトップタイに立ちながら最終日にオーバーパーを打って2位に甘んじた。そのときの惜敗が、世界のトップランカーたちを倒す原動力になったという。
実は梶谷、昨年12月に左足首の靱帯(じんたい)を痛めた。「1カ月くらいクラブを握れなかったんです。だから、正直ここまでできるとは。でも、もちろん一緒に出場した上野菜々子選手もそうですが、優勝を目指すと話していました。そのための練習もしていました」(青木)。将来的に目指す米ツアーで通用する方法をすでに考えており、そのための準備が今回の優勝にもつながった。
「彼女はもともと球をつぶして打っていくタイプ」と、洋芝では結果が出しやすい部分はあった。それでも「球が低い」という梶谷の悩みを解決するために、技術面はもちろん道具面でも改善を図ってきた。昨今は国内外のツアーでも流行りを見せるグリップエンド側に重りを挿入するなど細かな取り組みを施し、「高い球も打てるようになって、スピン量を増やせた」(青木)と、そんな面でも米国仕様に仕上がっていた。
「次へのステップが増えるのがうれしい」と、照れくさそうに優勝会見で話した梶谷。「本人がローリー・マキロイになりたいと言っている。いつアメリカに行ってもいいように準備をしています」と青木。今回の快挙でアマチュアランキングも浮上する見込みで、秋には日本のプロテストも控える。今回の優勝は、世界的なゴルファーへの第一歩となるための、大きな一歩になった。
3月24〜26日に行われた「全国高校ゴルフ選手権春季大会」は初日、2日目とトップタイに立ちながら最終日にオーバーパーを打って2位に甘んじた。そのときの惜敗が、世界のトップランカーたちを倒す原動力になったという。
実は梶谷、昨年12月に左足首の靱帯(じんたい)を痛めた。「1カ月くらいクラブを握れなかったんです。だから、正直ここまでできるとは。でも、もちろん一緒に出場した上野菜々子選手もそうですが、優勝を目指すと話していました。そのための練習もしていました」(青木)。将来的に目指す米ツアーで通用する方法をすでに考えており、そのための準備が今回の優勝にもつながった。
「彼女はもともと球をつぶして打っていくタイプ」と、洋芝では結果が出しやすい部分はあった。それでも「球が低い」という梶谷の悩みを解決するために、技術面はもちろん道具面でも改善を図ってきた。昨今は国内外のツアーでも流行りを見せるグリップエンド側に重りを挿入するなど細かな取り組みを施し、「高い球も打てるようになって、スピン量を増やせた」(青木)と、そんな面でも米国仕様に仕上がっていた。
「次へのステップが増えるのがうれしい」と、照れくさそうに優勝会見で話した梶谷。「本人がローリー・マキロイになりたいと言っている。いつアメリカに行ってもいいように準備をしています」と青木。今回の快挙でアマチュアランキングも浮上する見込みで、秋には日本のプロテストも控える。今回の優勝は、世界的なゴルファーへの第一歩となるための、大きな一歩になった。