<全米女子オープン 日本地区最終予選◇26日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇東コース=6433ヤード・パー72、西コース=6492ヤード・パー72>
6月3日にカリフォルニア州のオリンピッククラブで開幕する海外メジャーへの出場権をかけ、102人が36ホール目までプレーした。用意された椅子はわずかに5つ。そのうちの1つに座ったのが茨城・明秀学園日立高に通う3年生の小暮千広だった。
これが本戦切符をつかんだ5人【予選会フォト】
出場権の残り2枚は、トータル5オーバーで並んだ勝みなみ、築山栗子そして小暮による三つ巴のプレーオフまでもつれ込んだ。延長戦1ホール目は3人ともボギーで痛み分け。そして2ホール目でパーをセーブし、勝とともに滑り込みに成功した。初めて参加した最終予選で米国行きの切符をつかみ、ラウンド後には「信じられない」と目を丸くするほど。「1回で全米女子オープンに出られる大きなチャンス」と参加したのだが、まさにその言葉通りの結果をつかんだ。
これまでジュニア大会でも、「去年12月の高ゴ連の関東大会で2位タイになったのが唯一です」と本人が話すように目立った活躍はなし。将来的にはプロゴルファーを目指すが、受験可能となる今秋のプロテストも「受ける…と思います」と決して歯切れはよくない。「まだ100%の自信がないので。でも数日前に学校の監督に『なれないと思ったらなれないよ』と言われて、その言葉が頭から離れない」と、周囲にも支えられながら、その気持ちを保っている。
そんな17歳に訪れたのが、「夢の舞台のさらに上」と憧れていた全米女子オープンという試合だった。出場が決まった後、グリーンの近くで戦況を見守った同じ高校や、これまで関わってきた選手たちからも祝福。「泣いて喜んでくれた友達もいて、すごいうれしいです」と、すでに暗くなりはじめていたコースで、幸せなひと時を過ごした。
6月3日にカリフォルニア州のオリンピッククラブで開幕する海外メジャーへの出場権をかけ、102人が36ホール目までプレーした。用意された椅子はわずかに5つ。そのうちの1つに座ったのが茨城・明秀学園日立高に通う3年生の小暮千広だった。
これが本戦切符をつかんだ5人【予選会フォト】
出場権の残り2枚は、トータル5オーバーで並んだ勝みなみ、築山栗子そして小暮による三つ巴のプレーオフまでもつれ込んだ。延長戦1ホール目は3人ともボギーで痛み分け。そして2ホール目でパーをセーブし、勝とともに滑り込みに成功した。初めて参加した最終予選で米国行きの切符をつかみ、ラウンド後には「信じられない」と目を丸くするほど。「1回で全米女子オープンに出られる大きなチャンス」と参加したのだが、まさにその言葉通りの結果をつかんだ。
これまでジュニア大会でも、「去年12月の高ゴ連の関東大会で2位タイになったのが唯一です」と本人が話すように目立った活躍はなし。将来的にはプロゴルファーを目指すが、受験可能となる今秋のプロテストも「受ける…と思います」と決して歯切れはよくない。「まだ100%の自信がないので。でも数日前に学校の監督に『なれないと思ったらなれないよ』と言われて、その言葉が頭から離れない」と、周囲にも支えられながら、その気持ちを保っている。
そんな17歳に訪れたのが、「夢の舞台のさらに上」と憧れていた全米女子オープンという試合だった。出場が決まった後、グリーンの近くで戦況を見守った同じ高校や、これまで関わってきた選手たちからも祝福。「泣いて喜んでくれた友達もいて、すごいうれしいです」と、すでに暗くなりはじめていたコースで、幸せなひと時を過ごした。