＜JLPGA最終プロテスト 最終日◇25日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6337ヤード・パー72＞

未来のスターが22人誕生した今年のJLPGA最終プロテスト。最終日に同組で回った姉・明愛（あきえ）と妹・千怜（ちさと）の岩井ツインズが、そろって合格を果たした。

合格おめでとう！　22人の笑顔をお届け【フォトギャラリー】

昨年の秋以降、急速にその存在が全国区になっていった双子姉妹。昨秋の「日本女子オープン」で明愛がローアマに輝くと、翌週の「スタンレーレディス」で千怜がベストアマを獲得した。12月には全国高校ゴルフ選手権で団体優勝を果たすと、今年に入ってからもプロトーナメントで好成績を残してきた。

常に今年のプロテストの話題の中心にいた二人。晴れてプロテストに合格して「ホッとしました」と、二人そろって安どの表情を浮かべた。「正直プレッシャーはありました」と明愛が話せば、千怜の方は「楽しかったです」と、ここまで注目を浴びてきたことへの感想は対照的だったが、危なげなく合格を勝ち取る実力は前評判通りだった。

「見えない安心感を与えてくれたと思います」（明愛）、「普通にライバルとして、一人の選手として回っている感じでした」（千怜）と、大一番で同組となったことも刺激になった。言葉はなくとも、共感しながら、心で励ましながら、しかし自分のプレーに集中しながらのラウンドを乗り切った。