そこでは、普段のトーナメントは違う和やかな雰囲気のなかで、様々な会話をするプロたちの姿が新鮮に映った。「話さないとプレーが進行しないわけだから、それを近くで聞けるのが、ゴルフファンにとってはうれしいことではないでしょうか。お互いを気遣いながら、ミスショットしても『ごめん』や『どんまい』も言わず前向きにいくチームもありましたし、いろんなチームの個性が出ていましたね」と佐藤社長は振り返る。
今大会は、前半のアウト9ホールはスコアが伸ばせるフォアボール方式 (それぞれ自分のボールでプレーし良いほうのスコアを採用する)、後半のイン9ホールがフォアサム方式 (1つのボールを2人が交互に打つ)という独自の試合形式で、男女それぞれの魅力を引き出す工夫もあった。
基本的に前半の9ホールは、男女違うティからティショットを打つのだが、スタートの1番ホールはあえて同じ353ヤードのティに設定。ほぼ全員の男子プロがドライバーを握り、1オンを果敢に狙ったのに対し、女子は左右の池を避けて確実にフェアウェイをとらえるためにドライバーを握らないプロも。また、前半は良い方のスコアを採用するため、女子が確実にパーを獲っていくことで、男子は試合では見せない攻撃的なゴルフを展開した。
独自のルールは他にもある。大会側では男子プロの出場選手を先に選び、それぞれの男子プロが自分の組みたい女子プロに声をかけてペアを組む。普段は交流するところを観ることがない男女プロだが、今大会では、幼なじみだったり、同じコーチだったり、同じメーカーのボールを使っていたり、実は初対面だったり、パートナーを選ぶ理由も様々。意外な関係性も見えて興味深かった。
「我々だけではなく、いろんなところでこういう企画をやれば、プロとの距離が短くなって、どちらのゴルフ界も盛り上がっていくのではないかと思います。男子にも面白いプロたちがたくさんいるので、ぜひ男子のツアーも観てください」と佐藤社長は話す。ゴルフの新しいトビラを開いたペアマッチ。スコアを大きく伸ばしたプロも、伸ばせなかったプロも楽しそうにプレーする姿が印象的な大会だった。
今大会は、前半のアウト9ホールはスコアが伸ばせるフォアボール方式 (それぞれ自分のボールでプレーし良いほうのスコアを採用する)、後半のイン9ホールがフォアサム方式 (1つのボールを2人が交互に打つ)という独自の試合形式で、男女それぞれの魅力を引き出す工夫もあった。
基本的に前半の9ホールは、男女違うティからティショットを打つのだが、スタートの1番ホールはあえて同じ353ヤードのティに設定。ほぼ全員の男子プロがドライバーを握り、1オンを果敢に狙ったのに対し、女子は左右の池を避けて確実にフェアウェイをとらえるためにドライバーを握らないプロも。また、前半は良い方のスコアを採用するため、女子が確実にパーを獲っていくことで、男子は試合では見せない攻撃的なゴルフを展開した。
独自のルールは他にもある。大会側では男子プロの出場選手を先に選び、それぞれの男子プロが自分の組みたい女子プロに声をかけてペアを組む。普段は交流するところを観ることがない男女プロだが、今大会では、幼なじみだったり、同じコーチだったり、同じメーカーのボールを使っていたり、実は初対面だったり、パートナーを選ぶ理由も様々。意外な関係性も見えて興味深かった。
「我々だけではなく、いろんなところでこういう企画をやれば、プロとの距離が短くなって、どちらのゴルフ界も盛り上がっていくのではないかと思います。男子にも面白いプロたちがたくさんいるので、ぜひ男子のツアーも観てください」と佐藤社長は話す。ゴルフの新しいトビラを開いたペアマッチ。スコアを大きく伸ばしたプロも、伸ばせなかったプロも楽しそうにプレーする姿が印象的な大会だった。