「悪いところがぜんぶ出たと思う。でもこの状況に来られたからこその収穫もあった」と話す石川。一番大きな収穫となったのはそれは致命傷にもなった9番(パー5)のティショットという。
フェアウェイは狭く左右が赤杭、3日目までは3番ウッドでティーショットを打っていた。だが、最終日はややアゲンスト。「3番ウッドなら2オンできない」とドライバーを手にした。結果は左に大きく曲げてペナルティエリアへ、暫定球も左へ飛んだ。結果はダブルボギー、後半への勢いを止めてしまった。
それでも「きょうはあのショットが出てよかった」と話す。その理由は「長期的にみたらああいうホールで両サイドが赤杭というホールでドライバーを打っていかないといけない。やっぱりそのスイングが身についていないということが分かった。それはすごくよかった」のだという。プレッシャーの下で打ったドライバーショット、その中で「自分の体の動きやクラブの動きが、ぜんぜん練習と違うところを通ったのが分かった。そこがすごく収穫」、そう話すと試合が終わってもまっすぐと練習場へ向かい、球を打ち始めた。
最終予選会へは進めなかったが、今後の帰国、日本ツアー出場は「まだなにも決めていない。来年も挑戦?もちろんです。状況は違うかもしれないけれど、目指すところは変わらず米国男子ツアー。どんなルートをたどっても、力があれば行かれると思う」。石川遼の挑戦はまだまだ続く。(文・武川玲子=米国在住)
フェアウェイは狭く左右が赤杭、3日目までは3番ウッドでティーショットを打っていた。だが、最終日はややアゲンスト。「3番ウッドなら2オンできない」とドライバーを手にした。結果は左に大きく曲げてペナルティエリアへ、暫定球も左へ飛んだ。結果はダブルボギー、後半への勢いを止めてしまった。
それでも「きょうはあのショットが出てよかった」と話す。その理由は「長期的にみたらああいうホールで両サイドが赤杭というホールでドライバーを打っていかないといけない。やっぱりそのスイングが身についていないということが分かった。それはすごくよかった」のだという。プレッシャーの下で打ったドライバーショット、その中で「自分の体の動きやクラブの動きが、ぜんぜん練習と違うところを通ったのが分かった。そこがすごく収穫」、そう話すと試合が終わってもまっすぐと練習場へ向かい、球を打ち始めた。
最終予選会へは進めなかったが、今後の帰国、日本ツアー出場は「まだなにも決めていない。来年も挑戦?もちろんです。状況は違うかもしれないけれど、目指すところは変わらず米国男子ツアー。どんなルートをたどっても、力があれば行かれると思う」。石川遼の挑戦はまだまだ続く。(文・武川玲子=米国在住)