今月、岡山県の山陽ゴルフ倶楽部で受けた今年度のプロテスト第2次予選も、初日3オーバーを叩き98人中63位タイというスタートを強いられた。しかし“あの経験”を経たことで、動じなくなったことに気づいた。「3オーバーならいける!」。そして2日目に3アンダーを出しイーブンに戻すと、最終日には5アンダーをマーク。最終的にトータル6アンダーの13位タイで突破することができた。ベストスコアは19年度のプロテスト第1次予選(三重県・東建多度カントリークラブ・名古屋)で出した「64」(8アンダー)。勢いづくと止まらないのは、過去のラウンドでも証明している。
「早めに受かったほうがいいのはもちろんだし、受かりたい気持ちはやまやま。でも前回のテストの時よりも今のほうがゴルフに向き合えている。いろいろなことで焦りがなくなりました」
今はこう思えるようにもなった。そんな古川は、一見すると“ギャルファー”とも言えるいで立ち。それについては「金田久美子さんのファッションは好き。派手好きで、目立ってなんぼです(笑)」と本人も自覚している。しかしゴルフへの取り組み方を聞くと、その外見とは真逆の印象。平成生まれではあるが、どこか“昭和の匂い”すらする選手だ。
拠点は出身地の岐阜県で、そこでの主な練習場所は自宅のすぐ裏手にある山。ここを走って体力を強化し、ダッシュで筋力をあげる。そして素振りを繰り返し、スイングを作り上げてきた。もちろん技術面は練習場やコースで磨いているが、「ジムに行くよりも山。最新のトレーニングは1つも入ってませんし、公園で済みます。めっちゃ野性的な生活をしてます(笑)」という部分に、ギャップを感じてしまう。「あとは家にロープがあるのでそれを登ったり。父が雲梯(うんてい)を作ってくれて、(テレビ番組の)SASUKEみたいなことばかりやってますね」。こうして予選会を勝ち抜き今年の「日本女子オープン」に出場するなどの地力を養ってきた。
先週のうちに会場となる城陽を2日間回った。「めちゃめちゃ難しかったです! ビックリしました」と手を焼きそうな印象を持って帰ってきたが、そこで得た情報なども基に細かい対策を練って、来るべき本番に臨む。「今まで練習してきた心の持ち方をしっかり意識して、“自分のなかでは”安定したプレーをしたいです。いい方に波がいくように」。
莉月愛という一風変わった名前は、釣り道具のリールとルアーが由来で、釣り好きの父がつけたもの。「お気に入りです。変わった名前の通り、変わった子なので(笑)。お父さんに感謝しています」。その名前と派手なプレーで、ツアーに出始めたらすぐに多くのファンに覚えてももらえそう。今回のテストも、もしかしたら荒波の航海になるかもしれない。ただ、多少のことでは動じないメンタルもしっかりと養ってきた。ここまでの経験を糧に、“大物”を釣り上げたい。
「早めに受かったほうがいいのはもちろんだし、受かりたい気持ちはやまやま。でも前回のテストの時よりも今のほうがゴルフに向き合えている。いろいろなことで焦りがなくなりました」
今はこう思えるようにもなった。そんな古川は、一見すると“ギャルファー”とも言えるいで立ち。それについては「金田久美子さんのファッションは好き。派手好きで、目立ってなんぼです(笑)」と本人も自覚している。しかしゴルフへの取り組み方を聞くと、その外見とは真逆の印象。平成生まれではあるが、どこか“昭和の匂い”すらする選手だ。
拠点は出身地の岐阜県で、そこでの主な練習場所は自宅のすぐ裏手にある山。ここを走って体力を強化し、ダッシュで筋力をあげる。そして素振りを繰り返し、スイングを作り上げてきた。もちろん技術面は練習場やコースで磨いているが、「ジムに行くよりも山。最新のトレーニングは1つも入ってませんし、公園で済みます。めっちゃ野性的な生活をしてます(笑)」という部分に、ギャップを感じてしまう。「あとは家にロープがあるのでそれを登ったり。父が雲梯(うんてい)を作ってくれて、(テレビ番組の)SASUKEみたいなことばかりやってますね」。こうして予選会を勝ち抜き今年の「日本女子オープン」に出場するなどの地力を養ってきた。
先週のうちに会場となる城陽を2日間回った。「めちゃめちゃ難しかったです! ビックリしました」と手を焼きそうな印象を持って帰ってきたが、そこで得た情報なども基に細かい対策を練って、来るべき本番に臨む。「今まで練習してきた心の持ち方をしっかり意識して、“自分のなかでは”安定したプレーをしたいです。いい方に波がいくように」。
莉月愛という一風変わった名前は、釣り道具のリールとルアーが由来で、釣り好きの父がつけたもの。「お気に入りです。変わった名前の通り、変わった子なので(笑)。お父さんに感謝しています」。その名前と派手なプレーで、ツアーに出始めたらすぐに多くのファンに覚えてももらえそう。今回のテストも、もしかしたら荒波の航海になるかもしれない。ただ、多少のことでは動じないメンタルもしっかりと養ってきた。ここまでの経験を糧に、“大物”を釣り上げたい。