＜JLPGAクォリファイングトーナメント 最終ステージ 2日目◇1日◇葛城ゴルフ倶楽部　宇刈コース (静岡県)◇6412ヤード・パー72＞

最大瞬間風速15m/sという強風に見舞われ、平均ストローク75.5729（初日71.7604）と多くの選手がスコアを落としたタフな2日目は、プロテスト合格後初のQTとなるルーキーたちにとっても大きな試練の一日になった。

いい笑顔です！QT最終ステージの様子を現地から写真でお届け！

新型コロナウイルスの影響で、2020年度と21年度のプロテストが行われた今年、QT最終ステージには合わせて22人の新人が参加。しかし初日を5アンダーの2位タイで終えた高久みなみが、2日目に「81」で54位タイまで順位を落とすなど、アンダーパーでクラブハウスに帰ってくる選手は0（ゼロ）と苦しんだ。ただ、そのなかで耐え抜いた選手には、しっかりとご褒美が来る、そんな状況となった。

今年10月の「スタンレーレディス」で渋野日向子らとプレーオフで優勝を争い2位となった佐藤心結は、「72」で終えたことについて「満足しています」と話す。この日パープレーなら合格点と言っていいコンディションで、順位も61位タイから26位タイに浮上。一気に来季前半戦にほぼ出場できると見込まれる30位圏内まで浮上した。

1つ落としながらも21位タイから11位タイに上げた6月のテスト合格者・小倉彩愛は、安定したショットで強風に対抗。フェアウェイキープは100％を記録し、「ボールが高い方ではないから、気にならなかった。打ち出しのイメージでき、攻めやすかった」と満足気な表情を浮かべた。