「このコースは2コースあるので、2回まわって、グリーン周りを入念に調べる日と、きょうはパッティング、グリーン上を調べる日でした」と、小技に練習時間の多くを費やしたと明かした。
グリーン上では独特の感触があるという。「ボールが止まるのに、スピードは速い」。下りのラインが速いのは当然だが、上りでもボールが伸びるという。「2コースともに似たような感じ。グリーンが見た目とは違った傾斜で、距離感があっていない。グリーン周りのティフトン芝も難しいので、練習をたくさんして、という感じです」。ショット以上に、グリーン近くになればなるほど警戒は高まる。
この日の練習ラウンドでも、ショットはほぼ1球にとどめた。「フェアウェイが広いので、あまりラフに入らない想定」。長さは短いが、くせっ毛のようなティフトン芝からのアプローチは、「いやな感じ(笑)。日本にはあまりない。グリーンもなんの芝? という感じ」と攻略ポイントを挙げる。
そのぶん、ショットでは「ピンと同じ面を狙っていきやすい。攻めるところは攻めて、安全に行くところは安全に。メリハリをつけて」と、バーディチャンスにいかにつけて、難儀なアプローチ、パッティングを残さないようにすることがスコアメイクのカギとなる。
この時のために、1年間ですべてを変えてきた。渡米前には集大成かと聞かれたが、渋野が出した答えは「スタート地点」。本格参戦を渇望する米ツアーは米国内だけにとどまらず、世界中を巡るグローバルツアーだ。対応力が試される今回の舞台で成長した姿を見せて、米ツアーメンバーを目指す。(文・高桑均)
グリーン上では独特の感触があるという。「ボールが止まるのに、スピードは速い」。下りのラインが速いのは当然だが、上りでもボールが伸びるという。「2コースともに似たような感じ。グリーンが見た目とは違った傾斜で、距離感があっていない。グリーン周りのティフトン芝も難しいので、練習をたくさんして、という感じです」。ショット以上に、グリーン近くになればなるほど警戒は高まる。
この日の練習ラウンドでも、ショットはほぼ1球にとどめた。「フェアウェイが広いので、あまりラフに入らない想定」。長さは短いが、くせっ毛のようなティフトン芝からのアプローチは、「いやな感じ(笑)。日本にはあまりない。グリーンもなんの芝? という感じ」と攻略ポイントを挙げる。
そのぶん、ショットでは「ピンと同じ面を狙っていきやすい。攻めるところは攻めて、安全に行くところは安全に。メリハリをつけて」と、バーディチャンスにいかにつけて、難儀なアプローチ、パッティングを残さないようにすることがスコアメイクのカギとなる。
この時のために、1年間ですべてを変えてきた。渡米前には集大成かと聞かれたが、渋野が出した答えは「スタート地点」。本格参戦を渇望する米ツアーは米国内だけにとどまらず、世界中を巡るグローバルツアーだ。対応力が試される今回の舞台で成長した姿を見せて、米ツアーメンバーを目指す。(文・高桑均)