「パッティングが日に日によくなっている。初日、2日目と2、3メートルを引っかけていたけど、距離を合わせるのにジャストタッチでやっていたのが入った」と、2日間2オーバーのスコアにとどまった最大要因のパッティングを修正できたことが奏功した。

ショットに関してはスタンスの向きを矯正し、振り抜きが向上する満足の出来。そこに加え、「（ピンにピッタリ）ついたのではなくて、長いのが入ったりすると乗っていきやすいですし、後半のパー5は2オンできるし、攻めやすい」。ラウンド中盤にミドルパットを沈め自ら流れを引き寄せ、後半のトップギアにつなげた。

前半4ラウンドを終えて上位70位タイまでが次週の4ラウンドに進出する本予選会。途中のホールに表示されていた予想カットラインの表示もちらつくなか、2日目を終え圏外にいたが「ドキドキに勝てたかなと思います」と、カットラインを大きく上回る位置まで自らを押し上げ第一関門突破を目指す。

「試合感が出ていておもしろかった。皆さんの応援が力になったと言っても過言ではないスコアが出た」。援軍に感謝し、さらに順位を上げるべく、4ラウンド目に入っていく。（文・高桑均）