<JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日◇10日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6625ヤード・パー72>
海外メジャー覇者に憧れ、賞金女王に似ていると言われるルーキーが大きな一歩を踏み出した。1打差の3位からスタートした桑木志帆が内田ことことのプレーオフを制して、一生に一度のタイトルを手にした。
桑木志帆のドライバースイングをコマ送りで【連続写真】
ボギーを叩きつつも、すぐさま取り返すゴルフで伸ばし、首位となって迎えた17番パー3。大きなピンチを迎える。左の池を嫌がったティショットは右に曲がり、「ライがあまり良くなかった」というアプローチは大きくオーバー。3パットでまさかのダボを喫し、1打差の2位タイに後退してしまう。
だが、「順位が分からなかったので、とにかく最後バーディを獲ろう」と迎えた最終18番。左に池が続き、同じグレートアイランド倶楽部で行われた今年のレギュラーツアー「伊藤園レディス」では3番目の難易度を誇ったホールだ。だが、ティショットをフェアウェイに運ぶと、残り155ヤードの2打目を「今度は逃げない」と強気に攻めた。これを3メートルにつけてバーディを奪うと、気迫のガッツポーズ。首位を走る内田に土壇場で追いついた。
その18番で行われたプレーオフ1ホール目では、内田が2打目を池に入れたこともあって「ちょっと楽になったというか、攻めなくてもいいと思って真ん中に打ちました」とセーフティなプレー。「弱いところが出た。恥ずかしかった(笑)」と3パットのボギーで勝利と、少々締まらないエンディングとなったが、横峯さくらや上田桃子、原英莉花といった名だたる選手が手にしてきた“最強新人”の座をつかみ取った。
海外メジャー覇者に憧れ、賞金女王に似ていると言われるルーキーが大きな一歩を踏み出した。1打差の3位からスタートした桑木志帆が内田ことことのプレーオフを制して、一生に一度のタイトルを手にした。
桑木志帆のドライバースイングをコマ送りで【連続写真】
ボギーを叩きつつも、すぐさま取り返すゴルフで伸ばし、首位となって迎えた17番パー3。大きなピンチを迎える。左の池を嫌がったティショットは右に曲がり、「ライがあまり良くなかった」というアプローチは大きくオーバー。3パットでまさかのダボを喫し、1打差の2位タイに後退してしまう。
だが、「順位が分からなかったので、とにかく最後バーディを獲ろう」と迎えた最終18番。左に池が続き、同じグレートアイランド倶楽部で行われた今年のレギュラーツアー「伊藤園レディス」では3番目の難易度を誇ったホールだ。だが、ティショットをフェアウェイに運ぶと、残り155ヤードの2打目を「今度は逃げない」と強気に攻めた。これを3メートルにつけてバーディを奪うと、気迫のガッツポーズ。首位を走る内田に土壇場で追いついた。
その18番で行われたプレーオフ1ホール目では、内田が2打目を池に入れたこともあって「ちょっと楽になったというか、攻めなくてもいいと思って真ん中に打ちました」とセーフティなプレー。「弱いところが出た。恥ずかしかった(笑)」と3パットのボギーで勝利と、少々締まらないエンディングとなったが、横峯さくらや上田桃子、原英莉花といった名だたる選手が手にしてきた“最強新人”の座をつかみ取った。