＜全米女子アマチュア（決勝）　3日目◇12日◇チェンバースベイゴルフコース（米ワシントン州）◇6541ヤード・パー73＞

終わってみれば“4＆3”。馬場咲希の圧勝だった。ローレン・リーハイ（米国）との戦いはスロースタート。5ホール目まではオールスクエアを保っていたが、先手を打ったのは馬場だった。

平均270ヤード　ぶっ飛び女子高生・馬場咲希のドライバースイング【連続写真】

6番パー4でバーディを決めて1UPとすると、7番パー4はセカンドをグリーン前に外したが、第3打がチップインし、馬場は力強くガッツポーズ。そのまま勢いに乗ると、4連続バーディを奪い、前半9番を終えて4UPと大きくリードした。

10番ではリーハイが5メートルのバーディを決めると、馬場は1.5メートルを外してホールを落とした。流れが変わる空気もただよったが、11番のバーディですぐに取り戻すと、距離の短い12番パー4は「相手がドライバーで1打目を打って、いいところまで行っていた。確実にバーディをとらないと、と思った」。残り118ヤードからの第2打はピン右に落ちると、スピンで戻って傾斜をつたい、そのままカップイン。鮮やかなイーグルでリーハイを大きく突き放した。

「さすがに入るとは思わなかった…」と照れ笑いを浮かべたが、「ピンをデッドに狙って行く気持ちで打った」と攻めのプレーを貫いた。