3日間とも飛距離では姉をしのぐ妹の前で、いいところを見せようという気持ちもあった。「あれだけドライバーでバコーンって打たれたら。私もがんばればいくんだぞ、っていうのは見せたかった。何回か（飛距離で）勝ったのはよかった」。最終日は40ヤード離されることもあった飛ばし屋の妹を相手に、普段よりも強振して1日数回アウトドライブを見せた。

“振れている”実感はある。昨年スイング改造を行ったが、当初は振りに行くとミスをすることも少なくなかった。今週は振っても狙ったところに飛ばせていた。「振れているので、今は良い感じです」とスイングに迷いはない。

次戦は2週後の「Danaオープン」で米国女子ツアーに復帰予定。3日間を振り返ったときに「要所要所でよかったところはあったので、そこはしっかり続けていきたい。アイアンで引っかける嫌なショットがあったのは改善して、ウェッジでミスするところが多かったので、100ヤード以内の練習をしっかりやりたい」と気になる部分を修正して米国に乗り込む。（文・小高拓）