この時に橋本が目標にしたのは、ナショナルチーム入りだ。高校2年時に米国の試合を経験して海外の試合に興味が湧いた。ナショナルチームのメンバーになれれば、いろんな国で試合ができる。その目標を果たすために大学で経験を積むことを選んだ。
そして、昨年のこの大会で人生が変わる。優勝後に選考会を経て念願がかなった。ナショナルチームでは、ガレス・ジョーンズヘッドコーチら、各種スタッフによる高度な指導を受けている。加えて、「どこから何ヤードで何番を使って、グリーンのどっちに外した」など細かいデータを収集。自身の得意なクラブや距離など長所と短所が明確になる。「短所を強化したり、ラウンド中は苦手な距離が残らないようにマネジメントする」など、スコアメイクにつなげている。
憧れのナショナルチームではやることもたくさんあるが、「いろいろと勉強になることが多いです。毎回、マネジメント面では新しい発見があります」と話す。そして、今年5月に日の丸を背負って出場した「クイーンシリキットカップ」で個人優勝を遂げて着実に力をつけていることを証明した。
昨年大会は繰り上がりで出場権を獲得すると「予選通過が目標」だった。それでも初日「68」を出して2打差の2位で滑り出すと、2日目も「68」をマークして2位で週末を迎える。3日目も「68」で首位と3打差の2位。迎えた最終日も「68」で逆転Vを飾った。
連覇に対しては意識しすぎない。「まあ、プレッシャーはあるんですけど、チャレンジャーという気持ちで自分のプレーをしっかり貫きたい。今年もまずは予選通過から」。ナショナルチームのウエアがしっくりくるようになった橋本が真価を発揮する。(文・小高拓)
そして、昨年のこの大会で人生が変わる。優勝後に選考会を経て念願がかなった。ナショナルチームでは、ガレス・ジョーンズヘッドコーチら、各種スタッフによる高度な指導を受けている。加えて、「どこから何ヤードで何番を使って、グリーンのどっちに外した」など細かいデータを収集。自身の得意なクラブや距離など長所と短所が明確になる。「短所を強化したり、ラウンド中は苦手な距離が残らないようにマネジメントする」など、スコアメイクにつなげている。
憧れのナショナルチームではやることもたくさんあるが、「いろいろと勉強になることが多いです。毎回、マネジメント面では新しい発見があります」と話す。そして、今年5月に日の丸を背負って出場した「クイーンシリキットカップ」で個人優勝を遂げて着実に力をつけていることを証明した。
昨年大会は繰り上がりで出場権を獲得すると「予選通過が目標」だった。それでも初日「68」を出して2打差の2位で滑り出すと、2日目も「68」をマークして2位で週末を迎える。3日目も「68」で首位と3打差の2位。迎えた最終日も「68」で逆転Vを飾った。
連覇に対しては意識しすぎない。「まあ、プレッシャーはあるんですけど、チャレンジャーという気持ちで自分のプレーをしっかり貫きたい。今年もまずは予選通過から」。ナショナルチームのウエアがしっくりくるようになった橋本が真価を発揮する。(文・小高拓)