今年の8月におこなわれた国内シニアツアーの「ファンケルクラシック」でシニアツアー通算6勝目を挙げた父・亨については、「久しぶりに優勝する瞬間を生で見て、偉大な父親だなと改めて思いました。ただ、欲を言えばボクがキャディをしている試合で上位フィニッシュができるようにサポートしたかったなという思いもあります」と、自分のサポートで優勝させられなかった無念な想いを明かす。
家では父親だが、試合中は優勝を狙うプレーヤー。キャディをする上で意識していることがあり、考えるきっかけとなったエピソードがある。「実は、今年のコスモヘルスカップの初日に前半17、18番とボギーを打って2オーバーでターンしたんです。本人的にはボクがキャディをやっているのもあり、意気込んでいたのもあったのか前半は思いどおりにいかなく『もうダメだ〜……』と、いつものネガティブな父になってしまいました。そのときに『36ホール、試合はあるんだし今はミスが出るタイミングと思って切り替えていこう!』と声をかけたんです。すると後半から4連続バーディを獲り、何とかスコアまとめることができました」と、父親のネガティブな面をサポートしたことを明かしてくれた。
「その言葉が影響したかは分かりませんが、キャディがかける言葉は大事だなと。父はネガティブなので、そういう状態のときに励ますことをとくに大事にしていますし、父のメンタルを安定させるためにも、試合中は普段の私生活と変わらない様に接することを心がけています」と、息子だからこそ分かる父親の性格に合わせたキャディスタイル。そこを強みに「3Tours」でも父のプレーを後押しする。
「ゴルフというスポーツに出合うことができたおかげで、たくさんの出会いがありましたし、いろいろな経験ができています。素直に感謝の気持ちでいっぱいです。なので、ゴルフを通じて家族に恩返ししていきたいです」と話す貴之。
今後については「ボクの理想像はレッスンもできて、かつケガをしないための体のケアをサポートできる“二刀流”のレッスンコーチになることです。そのためにも父のキャディを経験させてもらっていることが大きな糧になっていますし、今はレッスンの経験をつみながら勉強もしています。いずれは、父と一緒に仕事ができたら嬉しいです」と、父との未来についても考えていると照れた様子で話した。
貴之は、12月11日(日)に行われる「3Tours」で今年最後のキャディをつとめる。今季ラストの親子タッグで、シニアチームを優勝に導く。(文・高木彩音)
家では父親だが、試合中は優勝を狙うプレーヤー。キャディをする上で意識していることがあり、考えるきっかけとなったエピソードがある。「実は、今年のコスモヘルスカップの初日に前半17、18番とボギーを打って2オーバーでターンしたんです。本人的にはボクがキャディをやっているのもあり、意気込んでいたのもあったのか前半は思いどおりにいかなく『もうダメだ〜……』と、いつものネガティブな父になってしまいました。そのときに『36ホール、試合はあるんだし今はミスが出るタイミングと思って切り替えていこう!』と声をかけたんです。すると後半から4連続バーディを獲り、何とかスコアまとめることができました」と、父親のネガティブな面をサポートしたことを明かしてくれた。
「その言葉が影響したかは分かりませんが、キャディがかける言葉は大事だなと。父はネガティブなので、そういう状態のときに励ますことをとくに大事にしていますし、父のメンタルを安定させるためにも、試合中は普段の私生活と変わらない様に接することを心がけています」と、息子だからこそ分かる父親の性格に合わせたキャディスタイル。そこを強みに「3Tours」でも父のプレーを後押しする。
「ゴルフというスポーツに出合うことができたおかげで、たくさんの出会いがありましたし、いろいろな経験ができています。素直に感謝の気持ちでいっぱいです。なので、ゴルフを通じて家族に恩返ししていきたいです」と話す貴之。
今後については「ボクの理想像はレッスンもできて、かつケガをしないための体のケアをサポートできる“二刀流”のレッスンコーチになることです。そのためにも父のキャディを経験させてもらっていることが大きな糧になっていますし、今はレッスンの経験をつみながら勉強もしています。いずれは、父と一緒に仕事ができたら嬉しいです」と、父との未来についても考えていると照れた様子で話した。
貴之は、12月11日(日)に行われる「3Tours」で今年最後のキャディをつとめる。今季ラストの親子タッグで、シニアチームを優勝に導く。(文・高木彩音)