来季は「メルセデス・ランキング1位」、すなわち女王戴冠を目指していく。「今年を超えられるように」と、アプローチ、パターに加え100ヤード以内のショットの精度を上げるべくオフに入る。年末年始は自宅でゆっくりと過ごし、「年始に高校のゴルフ部の同級生と会えるのが楽しみ」と少しの骨休めも。ここで英気をしっかりと養い、年明けに予定している九州合宿などで来季の準備にとりかかる。

ルーキーイヤーの成長については「流れを考えながらプレーできるようになった。ボギーを打たずにガマンできるようになりました」という部分を挙げる。「常に上位で戦って強いと思われる選手」というのが理想の選手像だ。「94期生で切磋琢磨して、みんなでツアーを盛り上げたいです」。名実ともに同期のエースとなった19歳が、来季も94期生をひっぱる存在になる。（文・間宮輝憲）