<ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ◇24日◇ハンモッククリークゴルフクラブ(米国・フロリダ州)◇男子7072ヤード&女子6191ヤード・パー72>
ユニクロと同社のグローバルブランドアンバサダーを務めるアダム・スコット(オーストラリア)がタイトルスポンサーを務める「ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ」が、現地時間26日より3日間の日程で開催される。
この大会は今年が2回目。初回はカリフォルニア州のリバーリッジゴルフクラブで開催されたが、今年はフロリダ州のパームビーチにあるジャック・ニクラス設計のハンモッククリークゴルフクラブを舞台に移して行われる。
昨年は日本から男女2名が派遣される予定だったが、コロナ禍の影響で断念された。今年はJGAナショナルチームのメンバー、大嶋港(関西高3年)と荒木優奈(日章学園高3年)がこの大会に出場する。
大嶋は3月に行われた「2022年度全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会 文部科学大臣楯争奪」で優勝するなど、「いい流れで来ることができました」と、この日の練習ラウンド後に話した。午後からのスコールで18ホールを回りきることはできなかったが、「距離もないのでそこまで難しい印象はありません。グリーンの芝などが日本と違うので、そこに対応できれば」と感想を語った。
目下の敵はコースよりも、時差。「初めてのアメリカの試合で、こんなに飛行機に乗ったのは初めてです。フィリピンやオーストラリアの試合では時差もないですが、今回は13時間もあるので…。夜も寝られなかったり、夕方にすごく眠くなったりします(笑)。時差ぼけは初体験ですが、いい経験になっています」。徐々に慣れてきており、大会が始まる時には克服することができそうだという。
この大会の2日目と最終日にはスコットが来場予定。昨年、ユニクロのイベントで大嶋は2ホールだけだが、一緒にプレーをした。「とんでもない選手であこがれているゴルファーの1人、今回も会えるのが楽しみです!」。表彰式でスコットと並んでカップを持てれば一生の記念になることは間違いない。憧れの選手との再会を最高の結果で迎えるべく、調整を重ねていく。(文・小路友博)