プロテストに合格した選手が合格年度No.1の座をかけて争った「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」で、これからプロ生活が始まる97期生の選手たちに“今年の漢字”を書いてもらった。今回は西澤歩未(あゆみ)をご紹介!
神奈川県出身の2003年2月15日生まれ。6歳からゴルフを始め、最終プロテストには3回挑戦し、合格をつかみ取った。スケッチブックに書き出した漢字は『叶』。「小学生の頃から夢であったプロゴルファー。それが叶ったという意味で」と、うれしそうに話す。
「昨年の最終テストでは4打足らずで落ちてしまって。その時も必死でしたが、そこからゴルフに対して一番向き合った一年でした」。今年は特に体づくりに力を入れ、パーソナルトレーニングにも通い始めた。それまで「漠然としていた」というトレーニングだが、「トレーナーと話し合いながら」質の高いトレーニングに取り組むようになったことが、“合格”という結果に結びついた。
これからプロゴルファーとしての人生を歩んでいく中で、目標とする選手に青木瀬令奈を挙げる。「アプローチ、パターがすごい。見てて全部入っちゃうような感じで。戦い方もすごく淡々としていて、普段からゴルフに向き合って生活されているなと感じます」。技術はもちろん、青木のプロとしての“姿勢”に感銘を受けているようだ。
「ファイナルQT」は91位に終わり、レギュラーツアーの出場権獲得には至らなかったものの、プロテスト合格は大きな「自信になった」と語る。“ほんわか”したキャラクターながら、芯の強さを兼ね備えた西澤がプロゴルファーとしての第一歩を踏み出した。