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【美人記者が突撃!】それにしても今年のナショナルチーム、スゴすぎません!?これまでとの違いを探ってみた!
金谷拓実の「アジア・パシフィックアマチュア選手権」優勝に、安田祐香のプロトーナメントでの活躍… 今年、存在感を放っているナショナルチームのメンバーたち。その強さの秘密はどこにあるのか?2015年からチームのヘッドコーチを務めるガレス・ジョーンズ氏に突撃してみた!
配信日時:2018年10月17日 02時30分
目次 / index
#1.それにしたって、今年のナショナルチームは強すぎません?
ジョーンズコーチが語る『3つの極意』はこちら!
前回は、ジョーンズコーチが選手たちに教える“極意”を覗かせて頂きましたが…
それにしても、とくに今年は強すぎません?
直近だと、「黄金世代」として注目されている勝みなみ選手、新垣比菜選手なんかがいますよね。
前回は、ジョーンズコーチが選手たちに教える“極意”を覗かせて頂きましたが…
それにしても、とくに今年は強すぎません?
直近だと、「黄金世代」として注目されている勝みなみ選手、新垣比菜選手なんかがいますよね。
たしかに、お二人もアマチュア時代から活躍していましたが、今年ほど“ナショナルチーム”に注目が集まることはなかった気が…
ジョーンズコーチは2015年から日本のナショナルチームを見ているから、その前の選手たちも教えているわけで。
記者A
「今までと今年、なにか変えたことはあったんでしょうか?」
ガラっと教育方針を変えたとか、画期的なトレーニング方法を取り入れたとか…
なにか激変したことがあったに違いない!
と思いきや、返ってきたのは意外な答えでした。
ジョーンズコーチは2015年から日本のナショナルチームを見ているから、その前の選手たちも教えているわけで。
記者A
「今までと今年、なにか変えたことはあったんでしょうか?」
ガラっと教育方針を変えたとか、画期的なトレーニング方法を取り入れたとか…
なにか激変したことがあったに違いない!
と思いきや、返ってきたのは意外な答えでした。
ジョーンズコーチ
「単純に、今年の選手たちとのほうが、たくさん一緒に時間を過ごしてきたからじゃないかな」
「単純に、今年の選手たちとのほうが、たくさん一緒に時間を過ごしてきたからじゃないかな」
#2.今年はいわば、「ジョーンズコーチ第1世代」
オーストラリアナショナルチームのコーチを務めていたジョーンズコーチが
日本のヘッドコーチとして招へいされたのが、2015年の10月。
ジョーンズコーチ
「前の選手たちは、すでにナショナルチームに選手たちが所属しているところに私が入っていった。それに、もう早い時期に成功している選手が多かったので、そういった選手に対して、スイングを改善したり、なにかの変化を提案することは難しい」
たしかに、勝みなみ選手は2014年「KKT杯バンテリンレディスオープン」でアマチュア優勝。
新垣比菜選手も、同年の「ニトリレディースゴルフトーナメント」で7位タイに入ってベストアマに輝くなど、すでに多くの結果を残していました。
日本のヘッドコーチとして招へいされたのが、2015年の10月。
ジョーンズコーチ
「前の選手たちは、すでにナショナルチームに選手たちが所属しているところに私が入っていった。それに、もう早い時期に成功している選手が多かったので、そういった選手に対して、スイングを改善したり、なにかの変化を提案することは難しい」
たしかに、勝みなみ選手は2014年「KKT杯バンテリンレディスオープン」でアマチュア優勝。
新垣比菜選手も、同年の「ニトリレディースゴルフトーナメント」で7位タイに入ってベストアマに輝くなど、すでに多くの結果を残していました。
安田選手がチーム入りしたのは2017年、中島選手は2015年の後期から。
ジョーンズコーチが就任後にチームに入るかたちとなったので、
いわば、土台からジョーンズコーチが作り上げた世代となるわけですね。
しかし、そうなると気になるのが金谷選手。
金谷選手は2014年からチームに所属していましたが、ジョーンズコーチと出会ってから大きな変化があったそうです。
ジョーンズコーチが就任後にチームに入るかたちとなったので、
いわば、土台からジョーンズコーチが作り上げた世代となるわけですね。
しかし、そうなると気になるのが金谷選手。
金谷選手は2014年からチームに所属していましたが、ジョーンズコーチと出会ってから大きな変化があったそうです。
ジョーンズコーチ
「タクミ(金谷選手)に会ったとき、彼はすでに日本アマチュアゴルフ選手権のチャンピオンだった。
彼なりに、今まで考えてやってきたこともあったから、会ってから半年くらいはテクニカルな変更や修正はできなかったんだ」
そこから、金谷選手の心境に変化が訪れる。
きっかけとなったのは、2016年の「ネイバーズトロフィーチーム選手権」。
「タクミ(金谷選手)に会ったとき、彼はすでに日本アマチュアゴルフ選手権のチャンピオンだった。
彼なりに、今まで考えてやってきたこともあったから、会ってから半年くらいはテクニカルな変更や修正はできなかったんだ」
そこから、金谷選手の心境に変化が訪れる。
きっかけとなったのは、2016年の「ネイバーズトロフィーチーム選手権」。
ジョーンズコーチ
「韓国の選手に、飛距離で20〜30ヤード置いていかれて、スイングを変えたいと決心したんだ」
半年間で2人の信頼が築けたこともあって、金谷選手からスイングを変えたいと申し出が。そこから2年半をかけてスイング改善に取り組んだそうですが、決心してからの変化の早さは、コーチも驚くほど。
ジョーンズコーチ
「学ぶ力がとにかくすごい。吸収が早くていいアスリートだと思う。2015年のオーストラリアンオープンでは結果が出ずに打ちのめされたけど、2年後、2017年の同じ大会ではしっかり活躍することができたんだ」
15年のオーストラリアンオープンでは予選落ち。
そこから2年後の同大会では、同じコースで19位タイと飛躍を見せた金谷選手。
ジョーンズコーチいわく、金谷選手の強さの一因は、「今まで見た中で一番」という気持ちの強さ。
金谷選手自身も「ジョーンズコーチと会って、ものすごく変わりました」とインタビューで答えていましたが、もともと持っていた強さをさらに引き出してくれたのが、ジョーンズコーチだったんですね。
「韓国の選手に、飛距離で20〜30ヤード置いていかれて、スイングを変えたいと決心したんだ」
半年間で2人の信頼が築けたこともあって、金谷選手からスイングを変えたいと申し出が。そこから2年半をかけてスイング改善に取り組んだそうですが、決心してからの変化の早さは、コーチも驚くほど。
ジョーンズコーチ
「学ぶ力がとにかくすごい。吸収が早くていいアスリートだと思う。2015年のオーストラリアンオープンでは結果が出ずに打ちのめされたけど、2年後、2017年の同じ大会ではしっかり活躍することができたんだ」
15年のオーストラリアンオープンでは予選落ち。
そこから2年後の同大会では、同じコースで19位タイと飛躍を見せた金谷選手。
ジョーンズコーチいわく、金谷選手の強さの一因は、「今まで見た中で一番」という気持ちの強さ。
金谷選手自身も「ジョーンズコーチと会って、ものすごく変わりました」とインタビューで答えていましたが、もともと持っていた強さをさらに引き出してくれたのが、ジョーンズコーチだったんですね。
#3.ジョーンズコーチ就任の前後で変わったこと
もちろん、強さの秘密は“時間”だけではありません。
ジョーンズコーチの就任前後で、ガラリと変わったこともあります。
前回ご紹介した指導内容はもちろん、ナショナルチームのトレーニング方法が大幅に変わりました。
ジョーンズコーチの就任前後で、ガラリと変わったこともあります。
前回ご紹介した指導内容はもちろん、ナショナルチームのトレーニング方法が大幅に変わりました。
ナショナルチームは年に何度か強化合宿を行います。
ジョーンズコーチ就任前は、とにかく「基礎体力強化!」。
グアムに合宿に行っては、ひたすら走り込みなどをやっていたそうですが、現在は宮崎県のフェニックスシーガイアリゾートなどに行って、
「各選手の弱点を強化するには?」
「ゴルフスキルを上げるためには、どう体を鍛えればいいか?」
に取り組むようになったそうです。
指導方法も、フィジカル、メンタル、栄養など専門分野ごとに指導者がいて、ジョーンズコーチが“ヘッドコーチ”として全体を見ながら、それぞれに指導を振り分けています。
こういった指導方法の大きな変化が、選手のスキル強化に直結しているようです。
ジョーンズコーチ就任前は、とにかく「基礎体力強化!」。
グアムに合宿に行っては、ひたすら走り込みなどをやっていたそうですが、現在は宮崎県のフェニックスシーガイアリゾートなどに行って、
「各選手の弱点を強化するには?」
「ゴルフスキルを上げるためには、どう体を鍛えればいいか?」
に取り組むようになったそうです。
指導方法も、フィジカル、メンタル、栄養など専門分野ごとに指導者がいて、ジョーンズコーチが“ヘッドコーチ”として全体を見ながら、それぞれに指導を振り分けています。
こういった指導方法の大きな変化が、選手のスキル強化に直結しているようです。
#4.ジョーンズコーチが考える、“コーチングの今後”
現在ナショナルチームでは、各分野ごとの専門家がついて指導するシステムをとっていますが、
ジョーンズコーチが将来的に強化したいと思っているのがこの部分。
ジョーンズコーチが将来的に強化したいと思っているのがこの部分。
ジョーンズコーチ
「トレーナー、栄養、心理学など、スポーツ科学の専門家をコーチの周りにしっかり置いて、それぞれの指導者がボランティアではなく、ビジネスとして行える仕組みを作っていくことが大事だと考えています。それは、教育の質を上げていくために大事なこと。
また、私がやっていることなどを、地方にいるコーチとも情報共有することが大切です。
そうすれば、地方にいる選手がよりよい情報を得ることができる。
スポーツ科学に基づく指導が行えるプログラムを構築して、流れを切らさずに強い選手を生み出していきたいと思っている」
常に明るく振る舞っているのが印象的なジョーンズコーチですが、頭の中では「どうしたら、さらに良くなるか」を考え続けているんですね。
ジョーンズコーチ
「これからも選手の成長を促進し続けるよ。ただ、選手に結果へのプレッシャーはかけたくないし、どこを伸ばしていくかを一緒に考えていきたい」
ジョーンズコーチの息吹がかかった選手が、着実に才能を開花させているのが顕著に表れた今年。金谷選手、中島選手、安田選手を始め、ジョーンズコーチがいちから育てた次世代の選手たちがどんな活躍を見せてくれるのか、期待が膨らみますね。
「トレーナー、栄養、心理学など、スポーツ科学の専門家をコーチの周りにしっかり置いて、それぞれの指導者がボランティアではなく、ビジネスとして行える仕組みを作っていくことが大事だと考えています。それは、教育の質を上げていくために大事なこと。
また、私がやっていることなどを、地方にいるコーチとも情報共有することが大切です。
そうすれば、地方にいる選手がよりよい情報を得ることができる。
スポーツ科学に基づく指導が行えるプログラムを構築して、流れを切らさずに強い選手を生み出していきたいと思っている」
常に明るく振る舞っているのが印象的なジョーンズコーチですが、頭の中では「どうしたら、さらに良くなるか」を考え続けているんですね。
ジョーンズコーチ
「これからも選手の成長を促進し続けるよ。ただ、選手に結果へのプレッシャーはかけたくないし、どこを伸ばしていくかを一緒に考えていきたい」
ジョーンズコーチの息吹がかかった選手が、着実に才能を開花させているのが顕著に表れた今年。金谷選手、中島選手、安田選手を始め、ジョーンズコーチがいちから育てた次世代の選手たちがどんな活躍を見せてくれるのか、期待が膨らみますね。
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