レギュラーツアー通算30勝を誇り、永久シード権を持つ倉本昌弘が、岐阜県・各務原カントリー倶楽部で開催されるツアー外競技「岐阜オープンクラシック2023」(3月25~26日)に登場。精力的に練習ラウンドをこなした67歳は、今年でレギュラーツアーから退くことを明かした。
倉本昌弘が今年でレギュラーツアー卒業 ラストイヤーはジャンボの偉業に挑戦
ツアー外競技「岐阜オープン」へ出場する倉本昌弘。今年でレギュラーツアーから退く意思を明かした。
配信日時:2023年3月24日 22時30分
レギュラーツアー通算30勝を誇り、永久シード権を持つ倉本昌弘が、岐阜県・各務原カントリー倶楽部で開催されるツアー外競技「岐阜オープンクラシック2023」(3月25~26日)に登場。精力的に練習ラウンドをこなした67歳は、今年でレギュラーツアーから退くことを明かした。
「レギュラーツアーは昨年5試合出場していますが、今年もほぼ同じくらいの数は出る予定です。ただ、今年で最後にしようと思っています。若いプロたちに出場枠を渡さなければいけないと思っているので。ただ、今年はわがままを言わせてほしいなと思います」
そんな倉本が今季目標に掲げているのが、レギュラーツアーではジャンボこと尾崎将司しか達成していないエージシュートだ。
「今年で68歳になるので、バーディ5つをとれば、なんとか可能性が見えますから。一番可能性があるかなと思ったのが、距離が短く技が生かせる中日クラウンズでしたが、解説で欠場なので(笑)。ほかの試合で頑張りたいです」
昨年にPGA会長から退き、プレーヤーに専念する倉本にはほかにも大きな目標がある。シニアツアーのシード権を獲得することだ。
「シニアツアーは独特で、非常にシード権獲得は難しいです。試合数は13試合と少なく、優勝賞金がけっこう差があるので、高額賞金大会で好成績を収めた人が優利です。2日間大会もあるし、レギュラーツアーで活躍したプロがすぐに活躍できるかというと意外と難しいのは、そういう独特な点があるからですね」
アドレスして打つまでに3秒で収まっている早打ちはいまだ健在。相変わらずの切れ味鋭いショットと長年のプレーで培ったテクニックは、目標達成に向けて大きな武器となるだろう。
ジャンボ以来のエージシュート達成なるか。ラストイヤーへ挑む倉本に注目だ。(文・加藤雄一郎)
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