<岩手県オープン 一日競技◇16日◇きたかみカントリークラブ(岩手県)◇7090ヤード・パー72>
“東北最大級”の男子プロトーナメントとも呼ばれる地方オープン競技が終了。8アンダーの「64」をマークした35歳の阿部裕樹が2022年以来の2勝目を果たし、賞金120万円を獲得した。
ボギーなしの8バーディで回った阿部は、同スコアで終えた岩井亮磨、松村本盛とプレーオフに突入し、1ホール目でバーディを奪った。「今回も優勝できて、うれしく思います。ビックスコアで優勝できたのは、次の試合にいい流れができたと思います」と納得のいくスコアでの勝利によろこびを表した。
昨年は国内男子ツアー賞金ランキング128位で終え、QT(予選会)は3次予選で敗退した。今季はこれまで7試合に出場して4度の予選落ちを喫しており、最高位は36位タイ。「今年はツアーに出られる機会が少なくなってきてしまうんですけど、限られた試合のなかで、きょうのようなゴルフをして優勝争いに絡めるように頑張りたいです」。出場できる試合は少ないが、そのなかでツアー初Vを目標にしている。今回の結果は自信につながったようだ。
2位タイにプレーオフに敗れた岩井と松村。1打差の4位タイに遠藤彰、小斉平優和、岩男健一が続いた。宮里優作は5アンダー・12位タイ、先週の国内ツアー「横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~」で2勝目を果たした、岩手県出身の米澤蓮は3アンダー・24位タイで終えている。
シニア部門では菊地純が8アンダーで優勝。2打差の2位に深堀圭一郎が続いた。松山英樹が銅メダルを獲得した「パリ五輪」でチームJAPANの監督を務めた丸山茂樹は3オーバー・22位タイ、息子・奨王(しょーん)はレギュラー部門で2アンダー・31位タイで終えた。
アマチュアでは2年連続2度目の出場となった元メジャーリーガーの松坂大輔氏が参戦。19オーバー・88位タイで終えた。