プロテストに合格した選手が合格年度No.1の座をかけて争った「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」で、これからプロ生活が始まる97期生の選手たちに“今年の漢字”を書いてもらった。今回は六車日那乃をご紹介!
埼玉県出身、2002年4月23日生まれ。8歳からゴルフを始め、20年にはナショナルチームに選出される。5回目の挑戦で念願のプロテストに合格。目標とする選手に上田桃子を挙げる。
スケッチブックに書いた漢字は『嬉』。悩みに悩んで書き出した一文字には「(プロテストに)受かってうれしい」という思いを込めた。「完璧ではないですが、クリアしないといけない目標をクリアできてうれしい。周りも喜んでくれた」。何度も挑戦してきプロテストだけに、今回の結果に胸を撫でおろす。
是が非でも合格。そんな思いを持って臨んだ今年は「バランスのいい練習」を心がけた。完璧を求めるあまり特定の分野に偏る練習を改め、「バランスが良ければ受かる」という信念をもって満遍なく取り組んだ結果、合格をつかみ取った。
来季の前半戦出場権がかかる「ファイナルQT」はトータル8オーバー・66位タイ。35位前後のボーダーラインに届かず涙をのんだ。来季は下部のステップ・アップ・ツアーから下克上を狙うこととなるが、「プロとして初めてなので、(ワクワク感が)あります」。新たな挑戦を心待ちに、来季の戦いへ備える。