<JGTOファイナルQT 事前情報◇2日◇下関ゴールデンゴルフクラブ(山口県)>
来季の前半戦出場権を懸けた戦い「ファイナルQT」が、3日(火)から4日間の日程でスタートする。サードQTの通過者や今年シードから陥落したプレーヤーらが一堂に会し、ツアーへの切符を巡る激闘が展開される。
今年のQTには“大物”も多数参戦。その中のひとりが、2016年の賞金王でツアー通算21勝を誇る池田勇太だ。サードQTを突破しての出場となる。
昨季に賞金シード権を失った池田は、顎偏位症の影響で今季の序盤戦はリハビリに専念。7月の「日本プロ」で本格復帰を果たし、シード返り咲きを目指したが、賞金ランキング73位で来季の出場権を確保するには至らなかった。このファイナルQTで上位に入り、2025年はスタートダッシュを切りたいところ。
2014年賞金王の小田孔明も参戦。池田と同様、昨季に賞金シードを手放し、今季は生涯獲得賞金25位以内の資格で出場していた。しかし、トップ10入りが一度もなく、賞金ランキング101位でシード復帰はならなかった。6月に46歳を迎えたベテランが、キャリアの正念場に挑む。
そのほか、ツアー通算7勝の武藤俊憲、同3勝の時松隆光と片岡大育、藤本佳則、小林伸太郎ら優勝経験者も出場。また、シニアツアーで今季2勝を挙げた増田伸洋や、16歳の香川友もエントリーリストに名を連ねた。
ファイナルQTで1位通過を果たした選手には、来季のレギュラーツアーフル出場権が与えられる。それ以降はQT2位→下部ツアー賞金ランク2位→QT3位…と、交互に第1回リランキングまでの出場優先順位が割り当てられる仕組みだ。